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シュッとするんだぞ、シュッと。
俺「最近、実家の納屋解体で整理してたら、曽祖父の遺言みたいなのがでてきてさ」
友達1「ひいひいお爺ちゃんって、何個上?」
俺「・・・・100くらい?」
友達2「じゃあ、ありがたいお言葉だよね。」
俺「こんな花瓶みたいなのに入っててさ」
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友達2「おーなんか、昔っぽいけど、かっこいいね、これ高いんじゃない?」
俺「いや、別に箱にも入ってなかったし、そんな高くないと思うよ。」
友達1「ふーん・・・ってかそんな中に入ってるのが遺言なの?」
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俺「ああ。だって紙に "遺言" 三郎 って書いてあったんだぜ?」
友達2「三男だったんだね。」
友達1「そりゃ遺言だ。で、どんな言葉だったの?」
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遺言
シュッとするんだぞ、シュッと。
三郎
友達2「は?」
俺「それ、俺と同じ反応」
友達1「当時のシュって、今のシュっと同じシュなのかな?」
友達2「なにかの隠語だとか?」
友達1「それありそう!信じるか信じないかは」
友達1•2「あなた次第です」
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友達1「・・・でも、昔から思ってたけど、お前、THEシュって感じだよな」
友達2「俺もそう思う。TOP of the SHU 。お前は今日からトッシューだ。」
俺「変なあだ名つけんな。」
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ランドリー・・・
どこか懐かしさを感じる、帰る場所としての「 写真 」「 道具たち 」を扱っております。
[ ものがたり ] 盆暮れ正月となれば、何かをするためというわけでもなく、とりあえず帰ろうとする。でも「 帰ってきた 」と、心から深くそう感じられる場所へ、ふと帰りたいと思って振り返った時には、いつの間にか、もうその場所はどこにも無いと気づくこともある。そんな時に、何気なく撮っていた一枚の写真がその役割を果たす時があるように、家のどこかでなにか見覚えのあるような道具たちも、心の帰れる場所があるのでは?と思ったのでした。みなさんにとっての「ただいま」を、感じてもらえる体験となれたらと思います。