見出し画像

上海ディズニーランドに行ってきた(2) --Alipayが役に立ったよ

Alipayが役に立ったよ

 要約 :意外にカードが使えない場面が多く、Alipayに大変助けられた。便利でレートも有利であったが、手数料が取られるようになってしまった。

マネーフォワードで家計管理をしている関係で、普段から極力現金を使わないようにしている私としては、日本以上にキャッシュレス社会と言われる中国でもバーコード決済をしたいと思っていた。最近Alipayやwechat payが旅行者でも使えるようになった(Tour pass)との噂をタイミングよく聞いたので、関空で研究を始めた。(もっと早く研究しろ、という話だが)。どうも、Alipayがいけそうだ、ということで、アプリをスマホにダウンロードして登録を試みる。しかし、パスポートの写真をスマホのカメラで取り込むところで、「写真が不鮮明です」と何度も出て、関空出発前には挫折。上海についてからもトライするが何度も弾かれる。パスポートの写真ページの見開き全体を撮るようにガイドされるのだが、よもやと思って、写真部分のみアップで取り込んだところようやく登録完了した。これが後々大変役に立った。

今回の旅行はほとんどがディズニーランドだし、現金いらないんじゃないの?なんて出発前から思っており、必要なら同行者2名が両替した少量の人民元に甘えようと思っていたのだが、まず初っ端の空港からディズニーランドまでのタクシーが意外なことに現金オンリーであった。しかも、どうも上海には大型のワゴン型のタクシーというものがほとんど無いようで、子供を含めて6人の場合タクシー2台が必要となる。(空港→Toy Story Hotelが約80元☓2台分)。と、帰りの2台分の現金もキープしておかないととなると、途端に心もとなくなってしまった。(もっと余裕をもって両替をしておけ、ということだが)。

さて、ディズニーランドでは現金が必要なことはないだろうと思っていたのであるが、確かにレストランではカードが使えた。(VISA, Master, JCBは使えたが、Amexは使えなかった気がする)。ところが、中国なので当たり前だが、自然と中華料理ばかり食べることとなり、油っぽいせいか違う料理が食べたくなるのである。妻がランド外のディズニータウン内にフード・リパブリックというフードコートっぽいところがあるのを見つけており、そこに「はなまるうどん」があったため、そこで食べることにしたところ、支払いが現金かAlipayのみであった。

更に、ディズニーランドで朝から遊んでいると、子供たちが疲れてしまうため、2日連続で夕方ホテルに一旦帰り、ルームサービスで夕食をとったのだが、この支払いも現金かAlipayのみだったのである。(なんと部屋につけることもカードも不可だった)。ルームサービスは安くはないので、Alipayが使えなければ現金が枯渇するところであった。もちろん、ホテルで両替はできたであろうが、おそらく著しく不利な両替レートを強いられた可能性が高い。ところが、Alipayはその場でチャージでき、両替レートも良心的であった。(片道0.4% + 海外ショッピング手数料(これはカード側の手数料)1.6% = 計2%) (追記:その後2020年1月3日より有料化し手数料5%を取るようになったとのこと。残念ながら交換レートは全く有利ではなくなってしまったことになる。) しかも、足りなければその場でチャージしてすぐ反映される。端数でチャージもできるので、額を聞いてからチャージすれば、全く余らせずに使い切ることもできる。(もっとも余ったとしても、90日後に自動的に返金されるようだが。)

画像1

また、最終日帰国便が夕方で時間があったため、街なか(新天地)に出かけたのであるが、地下鉄もクレジットカードでの利用は難しそうであった。(この辺はよくわからない。使えたのかもしれない)。

帰りのタクシーは現金の他Alipayが使えるようであった。(帰りは行きと少しルートが違い、約100元であった。ホテルから頼んだタクシーで、コンシェルジュに最初に言われた通りの値段だし、百度地図おすすめルートだったから、ぼったくられたわけでもなさそう。)

まとめ :今後は手数料が高くなり有利さはなくなってしまったが、極めて便利なのは事実。現金不足のレスキュー目的には依然使えそう。

前の記事:上海ディズニーランドに行ってきた(1)--- アトラクション





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?