フランス語覚書 Jour 2 覚えたい表現集

日本語を勉強中の友人とまたまたエシャンジュ。今日もたくさん新しい表現を学んだ。

新しく学んだ表現

・Je galère pour réviser toute seule.

(一人での復習に悪戦苦闘している。)

galérer カジュアルな言葉。Je galère = I'm struggling.

・solvable

(支払い能力のある)

サブプライムローンの話になった時に使用。

・L'ascenseur social est toujours en panne.

(社会的流動性の停滞。経済格差が広がってきている。)

直訳すると「社会的エレベーターが故障中。」これは、現在、失業率が高く雇用の機会が決して平等とは言えないフランスにおいて、階層社会が拡大しつつある現状を示す言葉のようだ。特に、親子の世代間の格差を言う。戦後の高度経済成長期(les trente glorieuses)に生まれた親世代にとってこの「社会的エレベーター」は機能しており、社会階層の移動(上昇)が容易であった。しかし、子世代は度重なる経済危機の影響でよい仕事が見つからず、経済的自立が難しいという現状。

une entreprise polluante

(環境意識の低い企業)

日本語で直訳すると「汚染企業」。というわけで、汚職まみれの企業のことかな?と思いきや、環境汚染のほうだった。フランスの国全体の環境問題への意識の高さをひしひしと痛感。

・J'ai lu en diagonale.

(斜め読みをする。ざっと読む。)

「diagonale=対角の」なので、日本語と同じ発想だ。

・respirez un bon coup

(深呼吸して。)

「un bon coup=たくさん、深く、思い切り」

緊張をほぐす方法として、日本の「手のひらに3回人を書いて飲み込む」を伝えたら、少し効果を疑われた。フランスでは?と聞いたら上記の答え。

今日の感想

兄弟構成による性格の特徴について話していて、フランスでは「上=ロールモデル」「真ん中=負けず嫌い」「末っ子=世渡り上手」という見方の傾向があるらしい。真ん中は日本だと「平和主義」というイメージが強いと思うので、その違いは面白い。

さらに、友人が「世界の偉人28人中22人が真ん中っ子である」と本で読んだとのこと。負けず嫌いな性格から「人とは違うことをしたい」という意識が高いとか。私は真ん中っ子だが、いつの日かそんな野望が沸々と湧くのだろうか。