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おうち英語がたのしくなる!初心者のための絵本選びと実践のコツ

「おうち英語に興味があるけど、具体的にどんなことするの?」
「英語苦手だから、おうち英語は無理!」
おうち英語を取り入れてみたいけど、ハードルが高そうで始められないなんてお悩みはありませんか。

おすすめは絵を見てストーリーを推測しやすい絵本を取り入れる方法です。
ここでは英語初心者の方に向けて、おうち英語が楽しくなるコツや、エリック・カールの絵本を中心に選び方やおすすめをご紹介します。

おうち英語に絵本の読み聞かせをおすすめする理由


おうち英語と一言でいっても、何をしなくてはいけないなどの決まりはありません。歌や会話などの音源をかけ流しにしたり、DVDの英語教材を使ったり、テキストで学習したり。ここではお子さん1人でも、親子でも取り組みやすい絵本を使ったおうち英語を始めるときのコツをご紹介します。

絵本を使うといいこと5つ

  • 絵本は想像力を豊かにする

  • 絵を見てストーリーを推測できる

  • 単語や文型を学べる

  • 文化に触れられる

  • 英語を英語で理解できるようになる

おうち英語初心者にピッタリな絵本の選び方


英語の絵本を探してみると、たくさん選択肢があり迷ってしまう方も多いでしょう。ここではおうち英語に初めて挑戦する方に向けて、絵本選びのポイントをお伝えします。

CDやDVD付きの絵本


英語が苦手だったり、おうち英語を始めたばかりという方にはCDやDVDが付いている絵本をおすすめします。「正しい発音で読めているかしら?」「この単語の読み方がわからない……」と不安でも、CDやDVDで予習ができるからです。
音声の聞き流しにも使えるので、一石二鳥ですね。

ロングセラーの日本語翻訳の絵本


次におすすめするのが、ロングセラーの日本語翻訳のある絵本です。長年に渡り売れ続けている絵本は、ストーリーの内容や絵が優れています。
保護者の方も幼少期に、子どもは幼稚園や保育園、図書館などで日本語翻訳を読んだ経験があるかもしれませんね。ストーリーの内容をすでに知っているので、多少英語の単語や表現がわからなくても、推測しやすくなります。

おうち英語で絵本をたのしんで読む3つのコツ


絵本の選び方の次に、絵本を楽しんで読むコツを3つご紹介します。毎日少しずつ英語に触れることで、英語の苦手意識や、もっと学んでみたいという意欲にもつながっていきますよ。

やさしいレベルからはじめよう


手にとって内容を確認できるようであれば、単語や文章がスラスラ読めるレベルのものから始めるといいでしょう。やさしいレベルから始めると「わかる!読める!」と自信がついて、もっと読んでみたいと興味が湧くからです。
まだ読むことが難しい場合や、超初心者は1ページに数単語のみで、イラストと単語がわかりやすい作品を選びましょう。数字や色、動物、食べ物などがおすすめです。

絵本の時間を毎日のルーティーンに入れてみよう


毎日少しずつ英語に触れていくために、絵本の時間を習慣にしてしまいましょう。たとえば午後のおやつの後、寝る前のリラックスタイムなど。毎日のルーティーンに組み込んでしまえば「英語の絵本の時間だ!」と楽しみになる子もいますよ。

大人も一緒に楽しもう


絵本の時間になったら、ぜひ大人も一緒に楽しみましょう。家族の声で読んでもらえると安心につながります。また向かい合ったり、膝の上に座ったり、親子でのスキンシップやコミュニケーションの時間にもなりますよ。

【おうち英語実践編】エリック・カールの絵本を読んでみよう!


エリック・カールはアメリカの絵本作家で、カラフルで印象的な切り絵を使った絵が特徴的です。「はらぺこあおむし」と聞くと、ピンとくる方もいるかもしれません。今回はエリック・カールの絵本の中でも、「Brown bear, brown bear, what do you see?」をご紹介します。

「Brown bear, brown bear, what do you see?」ってどんなお話?


「Brown bear, brown bear, what do you see?」は1967年に出版されたエリック・カールの初めての絵本です。
日本語のタイトルは「くまさん くまさん なにみてるの?」ですが、タイトルの通り色々な動物に、なにを見ているか聞いていくストーリーです。

たとえば、茶色いくまは赤い鳥を見ていて、赤い鳥も茶色いくまを見ています。今度は赤い鳥に聞くと、黄色いアヒルを見ていて……。とカラフルな動物たちがどんどん登場してきて、ページをめくるのが楽しみになる絵本です。

英語のレベルはどれくらい?


英語のレベルは2〜5歳で、おうち英語初心者にもわかりやすい内容です。
文字は読めなくても大丈夫ですよ。何回も聞いているうちに、色と動物の組み合わせ、繰り返しのフレーズを覚えていきます。そのうち絵を見て自分でストーリーを話せるようになります。

読み聞かせや歌バージョンはYouTubeで探せるので、予習するときやリスニングにもいいですよ。

おうち英語でできるアクティビティ集


絵本を読んだあと内容や登場人物などに関連したアクティビティをすると、内容の定着につながり、想像力を高めることもできます。エリック・カールの公式ホームページにアクティビティ集があるのでご紹介します。
https://eric-carle.com/resources/downloads-and-activities/


ぜひ絵本を読んだ後にやってみてください。

エリック・カールのおすすめ絵本3選


エリック・カールは生涯で40作以上の絵本を発表してきました。日本語訳になっている作品も多く、親世代の方も幼少期に楽しまれたことがあるかもしれませんね。ここでは初心者にもおすすめの絵本を3つご紹介します。

「The Very Hungry Caterpillar」/はらぺこあおむし


「The Very Hungry Caterpillar」は1969年に出版されました。エリック・カールの絵本の中でも有名な作品です。ストーリーはあおむしのタマゴがかえるところから始まり、色々な食べ物を食べて大きくなり、さなぎを経て蝶になるという展開です。

「The Very Hungry Caterpillar」で学べることは主に以下の3つです。

  • あおむしから蝶になるライフサイクルを学べる

  • 食べ物の名前

  • 曜日の言い方

  • 数字1〜5

エリック・カールが読み聞かせをしています。


「From Head to Toe」/できるかな?あたまからつまさきまで


「From Head to Toe」はゴリラが印象的な表紙の絵本です。さまざまな動物が出てきて、「このポーズできる?」と問いかけます。実際に一緒に体を動かしたり、フレーズをマネしてみたり、おうち英語に取り入れやすいですよ。
YouTubeで絵本の読み聞かせや歌バージョンもあるので、参考にしてみてください。

「From Head to Toe」で学べることは主に以下の3つです。

  • 動物の名前

  • 体の部位の名前

  • Can you do it? / I can do it.のフレーズ

「Today is Monday」/「月ようびはなにたべる?」


「Today is Monday」はアメリカのわらべうたで、月曜日から日曜日まで様々な食べ物が出てきます。繰り返しのフレーズで、表現やひ文章をかたまりで覚えることができます。

「Today is Monday」で学べることは主に以下の2つです。

  • 曜日の言い方

  • 食べ物の名前

文章には出てきませんが、それぞれの曜日にヤマアラシやヘビ、ゾウなど動物が出てくるので、会話に取り入れたり、質問したりして楽しみましょう。


おうち英語に絵本を取り入れると想像力を育てたり、単語や文章を自然に覚えられたりといったメリットのほかにも、親子で一緒に楽しむことでコミュニケーションの時間にもなります。おうち英語と聞くと難しそうなイメージですが、ぜひ気軽に始めてみてください。


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