君たちはどう生きるか
本日は表題の宮崎駿監督の新作をなるべくネタバレがないように感想をシェアしたいと思います。
まず
今回の映画は事前情報を全く公開しない手法でしたので、それならば私自身も何の情報もないままでフラットな気持ちで見てみたいと思い、公開日初日の午後に映画館へ足を運びました。平日ですが流石ジブリ!宮崎駿監督!という感じでほぼ座席はうまっておりました。すごいですね!
そして鑑賞後の素直な感想は
あ、本当にこれが宮崎駿の最後の長編映画なんだろうな。
これで引退なのかなー。
というのが一番初めに思い浮かんだ思いでした。
“僕は自分を信じてこう生きてきた。さ、君たちに次の時代を託すよ!君たちはどう生きていくか?“
というメッセージがあの終わり方なのだろうと。
とはいえ、今回の映画は感受性の豊かさと言うか、色々俯瞰して考えながら見ないと、ちょっと意味が分からない!という感想を持つ方が一定数いるのではないかとも推測されます。少しパラレルワールドというかマルチバースを行ったり来たりするお話の展開になっております。
そして個人的にはあの老人は監督自身、主人公はご子息や我々次世代を生きていく人々、鷺を鈴木プロデューサー、そしてインコ達はメディアの方々や世の中の私欲に生きている人々を投影しているのかな~と個人的には感じました。そう考えるとすごくシュールでウィットにとんでいて、それも宮崎監督らしいなとも思います。
物語の中では今までの作品を思い出す、思い浮かべるシーンも随所にでてきます。そのような事も私が今までの作品との違いを感じ、この作品が監督自身の集大成なのかなと感じた所以でもあります。
世の中が求めたジブリ及び宮崎駿としての作品は“風立ちぬ”で完結していて、今回は本当に宮崎監督が最後に残したいものを作った感がありました。
ただ勿論その中でもワクワクするような描写もあるし、随所に色彩や絵のCGではない美しさが沢山あったりして、月夜の光の表現などはリアルじゃないのにリアルに暗がりの中の眩しさを感じたりしてとても不思議で、でも心地よい感覚にさせられました。
こういう所にジブリ作品のこだわりみたいなものを一ファンとしては感じます。
そして声優陣の発表や主題歌の発表はされたので、そちらの感想で言うとジブリの主題歌が米津玄師さんて!と思う方もいるかもしれませんがとーってもよく映画や宮崎監督のこの映画や社会への思いみたいな物が表現されていて、やっぱり米津玄師ってすごい!!と感銘を受けました。
もしも迷っている映画好きの方がいたら
是非映画館へ見に行って欲しいなと思います!そして主題歌も最後まで劇場で聴いて欲しいです。
私には面白く興味深い映画でした。映画好きの方はこの映画をお好きな方、多いと思いますよ🦋
Hope you may enjoy it fully🌿