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歌詞語彙辞典 #21

『MASTERPIECE』

●カウント数 1188
●最多出現ワード
★1位
 「俺/オレ」 合計 34カウント

・「俺の」9カウント
・「俺は」8カウント
・「俺には」5ウント
・「俺」「俺が」各4カウント
・「俺を」2カウント
・「俺と」「俺も」各1カウント


★2位 「心」 合計23カウント
・「心」5カウント/「ココロ」2カウント
・「心の」7カウント
・「心に」「心は」「ココロを」各2カウント
・「心で」「心の」各3カウント
・「心が」「心で」「心と」各1カウント


★3位 「行く/ゆく」 合計20カウント
・「行く」3カウント/「ゆく」1カウント
・「ゆくぜ」3カウント/「行くぜ」1カウント
・「行こう」4カウント
・「行っても」3カウント
・「行った」「行き交う」「行く手」「行くの?」」「ゆけよ」各1カウント


★4位 「ベイビー」 19カウント


★5位 「から」 17カウント


★6位
 「見る」 合計13カウント
・「見る」2カウント
・「見つけた」「見つけたぜ」「見つけて」「見つけろ」「見つめて」「見つめろ」「見て」「見てみろよ」「見ぬ」「見れば」「見渡してる」各1カウント


★7位 「思い/想い」 合計12カウント
・「思い」1カウント/「想い」各1カウント
・「思いの」2カウント
・「思い出すと」「思い出せば」「思いついて」「思い出に」「思い出の」「思い出は」「想った」「思ってる」

★7位 「どこ/何処」 合計12カウント
・「どこまでも」/「どこまでも、」/「何処までも」/「(何処までも)」各1カウント
・「何処まで」3カウント
・「どこに」/「何処に」各1カウント
・「「どこ」「何処かへ」」「何処から」各1カウント


★9位 「今」 合計11カウント
・「今」7カウント/「「今」1カウント
・「今を」2カウント
・「今は」1カウント


★10位 「Come on」 10カウント

★10位 「歩く」 合計10カウント
・「空の」3カウント
・「空」2カウント
・「空が」「空に」「空は」「空も」「空を」各1カウント


その後に
・9カウント 「自分」「時」「街」

各内訳
 ・「自分の」4カウント
 ・「自分が」「自分を」各2カウント
 ・「自分との」1カウント

 ・「時が」「時を」各3カウント
 ・「時に」「時の」「時よ」各1カウント

 ・「街の」5カウント
 ・「街」「街に」「街には」「街を」各1カウント


・8カウント 「ああ」「中」

・8カウント 「明日」「おまえ/お前」「風」
 各内訳
 ・「明日へ」4カウント
  ※「あしたへ」2カウント/「あすへ」2カウント
 ・「明日が」2カウント
 ・「明日」「明日を」各1カウント
  ※「明日を」は読み「あすを」

 ・「おまえ」「おまえは」「おまえを」各2カウント
 ・「おまえだ」「お前と」各1カウント

 ・「風」4カウント
 ・「風と」2カウント
 ・「風が」「風に」各1カウント


・7カウント 「あの」「いつも」「我が」

・7カウント 「光」「ふたり」「道」
 各内訳
 ・「光」4カウント
 ・「光と」「光は」「光を」各1カウント

 ・「ふたり」4カウント/「ふたり?」1カウント
 ・「ふたりは」2カウント

 ・「道」4カウント
 ・「道筋」「道のりさ」「道を」各1カウント


●一人称:
●二人称:お前/おまえ/君/あなた
●三人称:なし
●その他の気づきポイント
・漢字ひらがなカタカナ問題、同音異議字問題
  思い/想い
  ここ/ココ
  心/ココロ
  時/瞬間(ルビ「とき」)
  明日:読み「あした」「あす」

・1曲中の漢字ひらがな問題、読みかた問題
  夢から覚めて/醒めた顔(“ワインディングロード”)


ほぼ前作と同じ語彙が上位を占める。一人称が漢字の「俺」のみなのも、二人称が4種なのもまったく同じ。このアルバムは、音楽的にもありとあらゆる方向性の楽曲がそれぞれ粒立ち、歌詞の物語性と世界観的においても、縦横無尽の振り幅を見せる。
それほどのバリエーションの中にあって、二人称が「おまえ」「お前」「君」「あなた」とひと通り出揃っていながら、またしても一人称が漢字の「俺」のみなのは、逆にこの曲調の多彩さでココロのバランスを取っているように感じてしまう。

素晴らしい歌声、眉目秀麗な容姿。それをわかっていながら、いやわかっているからこそ、頭グシャグシャしたり目を剥いたりガナったりして、完璧さを敢えて破壊しにいく。そうやって、自己顕示欲と、シャイで繊細でフラジャイルな部分という、己の中にある両極のバランスを取っているのかもしれない。

人生の大命題の答えに至って、思い悩むことはやめたけれど、「俺はこんなもんじゃない」という承認欲求と、「まだまだやりたいことがある、まだまだ行かなきゃならない」という強迫観念がなくなったわけではないのだ。
この後、病いにより活動休止を余儀なくされたために、またもや己と向かい合う時間を持つことになってしまうわけだが、休養を経た次のアルバムで、その思いが結晶となって昇華する。

ここでは、生まれ変わるその直前、超新星爆発を起こした恒星が放射状に光を発散する。
「誰の人生だってMasterpieceさ」。
どの曲もMATERPIECE。




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