歌詞語彙辞典 #18
『STARTING OVER』
●カウント数 1007
●最多出現ワード
★1位 「オレ/俺」 合計 13カウント
・「オレは」「俺は」 各3カウント
・「オレ」「オレの」「俺の」各2カウント
・「俺を」1カウント
★2位 「行く」 合計12カウント
・「行く」「行こう」各4カウント
・「行くよ」2カウント
・「行くか」「行くぜ」各1カウント
★3位 「いつ」 合計11カウント
・「いつか」4カウント
・「いつでも」3カウント
・「いつだって」2カウント
・「いつの」「いつの間にか」各1カウント
★3位 「光」 合計11カウント
・「光」7カウント
・「光の」「光も」「光るよ」「光を」各1カウント
★5位 「ああ」 合計10カウント
・「ああ」8カウント
・「あぁ」2カウント
★5位 「Johnny」 10カウント
★7位 「あの」 9カウント
★7位 「お前/オマエ」 合計9カウント
・「オマエは」3カウント
・「オマエと」2カウント
・「オマエ」「オマエが」「オマエの」「お前が」各1カウント
★7位 「思い/想い」 合計9カウント
・「思い」6カウント
・「想いが」「想う」「思っているよ」各1カウント
さらに
・「想い出と」「思い出の」各1カウント
★7位 「心/こころ/ココロ」 合計9カウント
・「心」2カウント
・「こころから」「心って」「ココロって」「ココロに」「ココロの」「心は」「心も」各1カウント
★7位 「もう」 9カウント
その後に
・8カウント 「so」「今」 「君/キミ」「空」「まぬけな」「見」「笑う」
各内訳
・「So」7カウント
・「so」1カウント
・「今は」4カウント
・「今」2カウント
・「今でも」「今も」各1カウント
・「君が」「君は」各2カウント
・「君で」「君と」「キミに」「キミは」各1カウント
・「空」5カウント
・「空は」2カウント
・「空の」1カウント
・「見上げる」「見た」「見たんだ」「見つかる」「見つけた」「見つめていた」「見つめる」「見ている」各1カウント
・「笑いたいのに」2カウント
・「笑いかけて」「笑う」「笑えなくて」「笑えば」「笑った」「笑ってる」各1カウント
・7カウント 「many」「この」
・7カウント 「輝く」「今日」「こんな」「人」「部屋」「未来」
各内訳
・「輝ける」3カウント
・「輝く」2カウント
・「輝き」「輝きは」各1カウント
・「今日も」4カウント
・「今日」「今日は」「今日を」各1カウント
・「こんなの」3カウント
・「こんな」「こんなのは」各2カウント
・「人」4カウント
・「人の」「人は」「人を」各1カウント
・「部屋で」3カウント
・「部屋」「部屋じゃ」「部屋に」「部屋は」各1カウント
・「未来へ」「未来へと」各2カウント
・「未来」「未来を」「未来地図は」各1カウント
●一人称:俺/オレ/僕/ボク/俺たち/オレたち/僕たち/私たち
●二人称:あなた/キミ/君/お前/オマエ
●三人称:無し
●その他の気づきポイント
・カタカナは少ない
キズ、ココロ、ゴマカシて、ゴマカセねえな、モノ
・これまでカタカナが多かった言葉が漢字に 心/涙
・漢字ひらがな問題、同音異議字問題
溢れ/あふれ
一緒に/いっしょに
思い出/想い出
かけ巡る/駈け巡る/駆け出して
心/こころ/ココロ
差す/射す
何度か/なんども
一人/ひとり
二人/ふたり
ユニバーサル移籍第1作、明るく前向きな語彙が並ぶ。
一人称も二人称も、語彙や漢字カタカナがこれまでにないバリエーションを見せ、「Johnny」を一人称が自虐的に形を変えたものと考えると、一人称は圧倒的な出現回数になる。
歌の主人公は、“まぬけなJohnny” でフラれたかと思えば、“冬の朝” に恋人と一緒に駅へ行ったり、仲間と海までドライブしたり、アルバム全体を通して現在なのか回想なのかをぼやかしたまま日常の光景が描かれる。そうなると、人称の語彙を多様化させることで、一般的なポップソングとしての振り幅を構築しようと試みているのではないかとも感じられる。
表記の揺れ(いわゆる漢字ひらがなカタカナ問題)が一人称、二人称も含めて多くなっているのは、それだけ字ヅラのニュアンスを大切にして、言葉が湧き上がった瞬間の感覚をそのままつかまえているからだろうか。
前進ベクトルがここからさらに力を増して加速していく。
内省のEMI期で悩みに悩んだ末に、人生の大命題は考えて答えが出るものではなく、ただただ生きていくしかないという結論に至って、吹っ切れたからかもしれない。
それが次のアルバムで高らかに宣言される。