S(mile)ING!!を追いかけて(1)

10thライブツアーすべての公演が終了しましたね。キャスト及びPの皆さんお疲れ様でした。シンデレラガールズ10年の歴史を追体験するという内容に、それぞれの歴史を思い出した人も多かったでしょう。私もその一人です。

そこで今回は「S(mile)NG!!を追いかけて」と称して個人的な歴史を書き連ねてみようと思い立ち、この記録を綴ることにしました。                                     

アイマスとの出会い

どれくらいだったかも思い出せないほどの昔、とある動画でアイドルマスター シンデレラガールズを知った。そこに映っていたのは何やらピンクですごい目つきのギャル。その名を城ヶ崎美嘉というらしい。

「アイドルものにもこんなキャラいるんだな」       女性キャラがメインのコンテンツは東方Projectくらいしか触れておらずアイマスの名もほぼ認識していなかったため、清純派の対極みたいなビジュアルの彼女は相当なインパクトだったのを覚えている。しかも調べるとトップクラスに初。

そこから始めるには至らなかったものの、「アイマス」というコンテンツに小さな取っ掛かりができた瞬間であった。


「P」になった日とはじまりのS(mile)ING!!

 ある日の夜中、ただなんとなく回していたチャンネルにあの作品が留まった。アニメ版デレマスである。

「あれ、これあのギャルのやつか?アニメやってたんだな」 その時すでに24話、キャラも関連項目をなんとなく流し見したくらいの、聞いたことある作品程度の認識だった。

話の主軸である「卯月」と呼ばれる子は何かしらの理由で自信を失くし、早すぎた夢を諦めようとしているようだった。話は佳境に入り大男が彼女に問う。諦めるのか可能性を信じて進むのか…よく知らない作品だし他のチャンネルに変えてもよかった。だがどうにも引き込まれる。   

そしてあのシーンが始まる。舞台を恐れ、装飾もない彼女が歌うS(mile)ING!!によって凍りついた声や表情が解け、恐れも消えて「笑顔」を見せていく…我ながら単純というか虫が良すぎる話だが、過程もろくに知らないまま感動していた。「雷に打たれた」とでも表現すべきか。

「俺はこのコンテンツを追いかける」           次の瞬間にはそう決めていたのである。これがデレマスとの因縁のはじまりであった。

三つの城と過ぎ去るシンデレラストーリー

当時のデレマスといえば、リリースされたばかりのデレステが主だった。モバマスは登録こそしていたものの古いしよく分からないし…ということでほぼ手付かず。

そんな中声がかかる。「デレマスがライブをやるらしい」 前述通り東方Projectくらいしか追っておらず、ライブというのも経験がなかった。とはいえまだ何も知らないデレマス、一度行ってみるのもいいだろうと思いライブビューイングでの参加をした。

デレステをやっていたので曲自体は分かり、また2日目はアニメに沿った内容というのもあって非常に楽しかったのを覚えている。それから少ししてあるイベントの報せを受ける。シンデレラガールズ総選挙である。

上述の簡素な記憶からも察せるとおり、当時はなんとなく好きなコンテンツ程度の立ち位置でその素晴らしさを把握できていなかったのである。また開催がよく分からないモバマスということもあり、投票はするもののほとんど流していたと記憶している。後に大きな枷となるとも知らずに。

ご存知の通り5代目シンデレラガールは島村卯月になった。それすらも

よく分からんけど1位なんだ!すごいな!

程度の認識だったのだから恐ろしい。そしてこう思いついたのだ。

これでいい成績を残せばアイマスを知ったきっかけ、美嘉への恩返しになるのではないか?



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