見出し画像

4月と9月基礎学力到達度テストの出題傾向の違い~文系数学

4月と9月の基礎学力到達度テストの出題傾向は多少変わります。
その点を踏まえて勉強することにより、最小のエネルギーで最大の効果をあげましょう。


4月の基礎学力到達度テスト文系数学の出題傾向

4月の基礎学力到達度テストに向けて、必ず押さえなければならない単元を以下記載致します。時間がない方は、この単元だけ押さえれば50点はいきます。

・因数定理:整式の商と余り
・虚数の計算
・円の中心の座標、半径、点と直線の距離
・等差及び等比数列の一般項及び和の公式
・指数関数の方程式及び不等式
・対数関数の方程式及び不等式
・3次関数の極大極小値
・3次関数と直線に囲まれた部分の面積
・ベクトルの内積(コサイン表示及び成分表示)
・ベクトルの平行及び垂直条件
・三角比のサインの値からコサインの値を求める
・三角関数の加法定理

9月の基礎学力到達度テスト文系数学の出題傾向

4月よりも10分時間が延長され70分テストとなるので、ボリュームも質も上がります。
先ず、4月の基礎学力到達度テストではあまり出題されない以下の単元からの出題が目立ちます。

・2次関数の平行及び対象移動⇒元の関数をX軸Y軸原点方向に移動させる問題⇒頻出!
・順列、組み合わせ、確率⇒簡単なので必ず得点すること!
・数式の計算⇒対象式や交代式の問題⇒落としたら、内部進学に暗雲
・箱ひげ図やN進法⇒やり方を丸暗記する
・三角関数の合成⇒難問もチラホラ。落としても、ダメージはそれほどでも。
・正弦定理、余弦定理⇒簡単なので必ず得点すること!
・Σや階差数列⇒苦手な人が多いが、難しくない。過去問レベルはできるように
・平面ベクトル⇒ベクトルはパターンが決まっているので、食わず嫌いにならないこと
・数列の漸化式⇒余裕のある方のみ

さらに、4月の基礎学力到達度テストで出題された単元がパワーアップして出題されるものとして、以下があげられます。

・円の中心の座標、半径、点と直線の距離⇒基礎学力到達度テスト頻出!完璧にすること⇒4月に比べて、円に接する直線の方程式を求める等、多少難しくなる
・対数関数の方程式及び不等式⇒底の返還公式や最大最小値など2次関数がらみの問題も⇒慣れれば得点源
・三角関数の総合問題⇒三角比、加法定理、合成、2次関数との融合、と盛りだくさん⇒完答は諦め、部分点狙いの方が高得点を望める
・積分計算⇒計算が大変なので、時間との勝負⇒後回しにすべき

4月の基礎学力到達度テスト文系数学の勉強方法について~具体策

それでは、4月のテスト対策はどうすべきか。先ずは、公式を丸暗記!これが無ければ、始まらない。

次にこれを読んで、自分に合った問題集を選びましょう。過去問だけやっても点数は安定しません。

4月のテストで、全日大付属の席次が半分以下の方は、こちらも読んでください。

9月の基礎学力到達度テスト文系数学の勉強方法について~具体策

言うまでもなく、9月のテストで日大内部進学が決まります。
基礎学力到達度テストの結果だけで内部進学を決めるためには、文系数学は最低50点台、可能であれば、60点台獲得したいところです。
というのは、英語は平均点が4科目中最も低く、国語と社会は短期間ではそれほど差がつかないため、短期間で点数が上がる文系数学で得点を稼ぎたいからです。

文系数学は戦略科目

4月のテストでは30点台だった生徒さんが、わたくしの指導により、9月のテストで74点をとったという例もあるように、特に男子生徒さんはゲーム感覚で数学にハマる方が多いという傾向があります(逆に、英語はなかなか伸びず、48点でしたが・・・・)。

数学に苦手意識を持つ皆さん、日大内部進学を真剣に望むのであれば、文系数学に時間をかけましょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?