今週の株式相場と展望10/20（日）

■米国市場

◆今週振り返り

（出所©2024 TRADING ECONOMICS）

【内容】

金融決算
米国経済のソフトランディング期待が続く中、JPモルガン・チェースなどの大手銀行が予想以上の利益を発表し、第3四半期決算への期待が高る。また、エヌビディアやアップルなどのハイテク株を中心に、幅広い銘柄が上昇した。

ASMLショック
ASMLホールディングが業績見通しの警告をしたことで急落。半導体株が軒並み下がり、またユナイテッドヘルスの通期見通し引き下げも市場に重しとなり指数も大きく押し下げた。

小売りと失業保険
小売売上高や新規失業保険申請件数が強い結果となり、米国経済のソフトランディング期待がさらに高まった。トラベラーズなどの決算発表銘柄の上昇も相場を押し上げる要因となった。

ネトフリ
ネットフリックス（+11.09％）やインテューイティブ・サージカル（+10.01％）が予想を上回る決算で2桁高となり、相場をけん引。

◆経済指標

ASMLの受注額見多し
の中国は経済成長の鈍化を受け「我々の事業全体や受注における比率がより通常の状態に近づく」という。中国の影響が大きい。

ネットフリックス決算
ネットフリックスが売上高・有料会員数など過去最高。ネットフリックスの有料会員数はコロナ禍後に一時停滞したが、広告付き低価格プランの導入により再び増加に転じた。

※日本では10月から「広告つきスタンダード」が月額790円から890円に、「スタンダード」が1490円から1590円に引き上げられた。

MOOMOO証券

◆来週のスケジュール

22(火)
《米決算発表》
ゼネラル・エレクトリック（ＧＥ）、ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）、３Ｍ、テキサス・インストゥルメンツ、エーオー・スミス、クエスト・ダイアグノスティクス、ムーディーズ、ペンテア、ベライゾン・コミュニケーションズ、レイセオン・テクノロジーズ、ノーフォーク・サザン、ロッキード・マーチン、インベスコ、キンバリー・クラーク、フィリップモリスインターナショナル、シャーウィン・ウィリアムズ、フリーポートマクモラン、インターパブリック、ダナハー
23(水)
米9月中古住宅販売件数（23:00）
米地区連銀経済報告（ベージュブック）（10/24 3:00）
G20財務相・中央銀行総裁会議（ワシントン、～10/24）
米20年国債入札
《米決算発表》
テスラ、アイビーエム、ボーイング、コカ・コーラ、ＣＭＥグループ、ノーザン・トラスト、サーモフィッシャー、エイブリー・デニソン、ＡＴ＆Ｔ、ローパー・インダストリーズ、ボストンサイエンティフィック、アンフェノール、ヒルトン・ワールドワイド、ゼネラル・ダイナミックス、ネクステラエナジー
24(木)
米10月製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ）（22:45）
米9月新築住宅販売件数（23:00）
《米決算発表》
ハネウェル・インターナショナル、サウスウェスト航空、ユナイテッド・パーセル・サービス（ＵＰＳ）、ＣＢＲＥグループ、ダウ・インク、ＤＴＥエナジー、ドーバー、ノースロップ・グラマン、ハズブロ、キャリア・グローバル、ＬＫＱ、Ｓ＆Ｐグローバル、プール、テクストロン、ユニオン・パシフィック、バレロ・エナジー、トラクターサプライ、ラボラトリーコープ
25(金)
独10月Ifo景況感指数（17:00）
米9月耐久財受注（21:30）
《米決算発表》
エーオン、コルゲート・パルモリブ、ＨＣＡホールディングス、センティーン

◆来週の展望