機関投資家が狙う円高銘柄とは?日銀のマイナス金利解除に向けて先回り投資
■テーマ概要
■米国のソフトランディングに向けた動き
FRBはソフトランディングに向けて2024年後半に利上げを始める可能性が高い。
これまで高かったサービス価格(コア)も緩やかに減速しており。インフレの鈍化傾向を示している。財に関しては0%近くと大きく減少している。
かつ経済も強く雇用もしっかりしている。平均時給も落ち着いてきた。
■米国の利下げ開始による長期金利の低下
インフレが再燃されなければ、2024年後半から政策金利の下げに伴い、米長期金利も低下する見込み
■正常化へ向けてマイナス金利解除(利上げ)
サービス分野の価格上昇の要因はコスト高によるインフレが大きい。賃金によるものではない。ただし、最近は賃金の上昇によるサービス価格は上昇もありデフレ脱却をもくろむ。
日本もいよいよ正常化へ向けて動き出す。植田総裁も、日銀が長期金利上限を引き上げたことでYCC撤廃に向けて動いており、今年の10月を目途に総選挙目前に実施されることが想定される。
■日米金利差が縮小する流れ
以上のことから日米の金利差は縮小すると見られ、2024年後半から、再び円高方向に振れる可能性が高い。
■これから来る円高銘柄に備える
簡単に言うと円高が進むと、円の価値が上昇するため、円で買えるモノが増え、輸入品が安く買えるようになります。また、そうなると国内需要の高まりで収益が上昇する内需株がフォーカスされる。
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