今週の株式相場と展望8/25（日）

■米国市場

◆今週振り返り

出所：©2024 TRADING ECONOMICS

【内容】

景気減速後退
ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演を控えた金曜日、インフレ鈍化や景気減速懸念の後退を受け、先週の株高の流れが続いた。ダウ平均は横ばいで始まり、終盤に247ドルまで上昇。

持ち高調整
小高くスタートしたものの、中盤以降は翌日のジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演を控え、8月5日の急落から大きく反発したハイテク株を中心に持ち高調整の売りが優勢に。米国債も調整売りに押され、米10年債利回りが前日の3.776％から3.857％に上昇したのも影響。

パウエル
注目されたジャクソンホール会議でパウエル米連邦準備理事会（FRB）議長が利下げを示唆したことが好感され、パウエルFRB議長は利下げの時期や幅を明確に示さなかったものの、「政策を転換（調整）する時が来た」との見方から株価は上昇となった。

◆経済指標

グラフ全体を見ると、2022年から2024年にかけて新規失業保険申請件数は変動しており、最近では安定しているが増加傾向にあることが分かる。これは、労働市場の変化や経済状況の影響を反映しており、すこしづつ米経済にダメージが蓄積しているという証拠。とはいえ軽微。

マネックス証券

◆来週のスケジュール

26(月)
独8月Ifo企業景況感指数（17:00）
米7月耐久財受注（21:30）
27(火)
米6月FHFA住宅価格指数（22:00）
米6月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数（22:00）
米8月消費者信頼感指数（コンファレンス・ボード）（23:00）
米2年国債入札
28(水)
米5年国債入札
《米決算発表》
エヌビディア、セールスフォース・ドットコム、ＨＰ、ＪＭスマッカー、クラウド・ストライク
29(木)
米7月中古住宅販売仮契約（23:00）
米7年国債入札
《米決算発表》
ダラー・ゼネラル、ベストバイ、キャンベル・スープ、アルタ・ビューティー、ルルレモン・アスレティカ、オートデスク
30(金)
米7月個人所得（21:30）
米7月個人消費支出（21:30）

◆来週の展望