米国株の売買記録、利益確定の罠
私は2017年ごろから配当目的で米国株投資を始めました。
特にコロナ禍が始まって株式市場が大きく下落した2020年3月に買い増ししたことで、その後の株価の回復と上昇、直近では円安の恩恵もあって、含む益が膨らんでいました。(塩漬けもありますが)
年初はどうしても今年の相場がどうなるか気になってしまいます・・・
アナリストの予想が当たるとは思っていないのですが、現在の株価はバブルだとか、円安は行き過ぎだとか、トランプ大統領就任でボラティリティが高まるといったコメントを読むと、やはりそうかな、一旦は調整が入るかな、という気がしてしまいます。
幸い、含む益が大きくなっている株は、多少の調整ではマイナスになることはなく、塩漬け株はどうせ下がっても大差ないくらいまで凹んでしまっているので、米国株については、普段ほとんど株価を気にすることもなくなっていて、これはこれで理想的な状態なのかもしれませんが、年末年始休暇中に整理した現状の含み益や配当利回りを見ていて、今後利回りが下がってある程度の価格上昇が期待できる債権の比率を上げておくことにしました。
購入時価格(円ベース)に対する配当利回りは6~7%ですが、売却時の時価に対しては2~3%くらいまで下がっていたので、これを債権に廻せば、当面の配当収入としても増加が期待できます。
売却したのは、KO(コカ・コーラ)、MCD(マクドナルド)、PG(P&G)、PEP(ペプシコ)、そして塩漬け株のWBA(ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス)の5銘柄です。
購入価格に対する売却価格の比率は、ドルベースで+50~100%(塩漬け株はー80%)、円換算ベースでは+70~220%(塩漬け株はー70%)くらいでした。
売却して増えたキャッシュの半分くらいは当日中にAGGとPFFの購入に廻しました。残るキャッシュも円転せずに、近いうちに債権を追加購入する考えです。
売却益に対する税金ですが、米国では売却益に対する課税はないものの、日本国内では、円換算ベースで国内株式と同様に課税されてしまいます。
円換算ベースでの含む益に目がくらんで利益確定してしまった面もあるのですが、冷静に考えると、売却して得たドルを円に換えるつもりはないので、円安時に利益確定するのは、税金面では損ですね。もう少し円高になってからでも良かったかもしれません。