ネット通販失敗談〜関税?代引き?なんだそれ?〜

 ネット通販の落とし穴!海外発送商品には安くない額の送料と関税がかかり、代引きで支払う必要も!?今回はそんなお話です。一応前置きしておくと、今回のお話は基本的に私の無知が招いた自爆なので、悪いネット通販サイトに引っかかったという話ではありません。

 最近、私はmarppleという韓国のグッズ通販サイト(日本語、日本円表記あり)をよく利用しています。最近では韓国のクリエイターによるオリジナルのキャラクターグッズも増えてきており、なかなかカッコかわいいイラストの入ったシャツとかがたくさんあります。
支払いはクレジットカードのほかPayPalも利用可能なので、外貨を用意する必要もありません。
ここまでなら日本国内で利用される通販サイトと同じようなものなのですが、注意すべき点が2つあります。

 まず1つめ。marppleでは配送方法を通常配送と速達で選択できるのですが、最近は新型コロナの影響で通常配送が利用できません(理屈はよくわからんけどとにかく通常配送はダメらしいです)。よって速達を利用するしかないのですが、この速達の料金がちょっとお高い。通常配送が数百円くらいなのに対して2000円かかります。さらに、marppleでは基本的にオーダーメイドなので、注文してから商品を作り始めます。つまり速達にしたところで、注文してからすぐ届かないという意味では体感的にはそんなに早くありません。それでも速達を利用するしかない。まあこれは仕方ないことなのでしょう。購入する際は何度も高い送料を支払うより、複数をまとめ買いしたほうがお得ってことですね。

 2つめ。商品が韓国、すなわち海外から届くということで、「関税」というものがかかります(衣類等一部の商品の場合)。これは通販で買った海外製品を「個人で輸入している」と見なされるためです。
海外から届く物でも「国際郵便」を使った場合、運良く税関のチェックに引っかからなければ関税がかからないこともありますが(郵便物が多すぎて全部チェックしきれないので、抽選でチェックしてるらしい)、marppleではDHLジャパンという国際宅配業者を通して配達するので、課税対象の商品を買った場合は業者を通してすべての商品が税関のチェックを受けるため必ず関税がかかります(かからない商品もあります。関税についてはぶっちゃけ私も詳しくないので、もっと知りたい人は各自でググってください)。さらにこの関税のほかに通関手数料というのもかかります。
この関税の計算がややこしく、たとえば3000円のTシャツを買うとなると、3000x0.6x0.11≒200円くらいの関税がかかります(商品や購入総額によっては免税されますが、Tシャツは必ず課税されます)。
まあ金額計算自体は業者が勝手にやってくれるので「商品代金と送料のほかにちょっと金がかかる」と認識していれば大した問題ではないのですが、この関税の支払いは基本的に宅配業者に「代引き」で支払うことになります(国際宅配業者から連絡を受けたのちにクレカ支払い等をすれば代引きしなくてもいいのですが、何もしないと自動的に代引きという形で徴収されます)。
よって、荷物を受け取る際に現金が必要になってくる。何も知らずに商品の到着を待っていると、急に現金を要求されてしまうのです。折り悪く持ち合わせがなかったりしたら大変ですし、受け取るのが寮の管理人さんとかだったら「代引きで荷物来るなんて聞いてねーぞ」と後で怒られたりするなんてケースもありそうです。

 で、商品代金のほかに関税、通関手数料、速達料金まで込みとなると、Tシャツ1枚買うのに2枚ぶんの金が必要になってきます。当初の想定より金がかかってしまったとなると少なからぬ心的ストレスも感じてしまいます。感じました。

 というわけで今回言いたかったことですが、商品を海外発送するネット通販を利用する際は「商品代金のほかに送料がかかる(まあ当たり前ですね)」、「関税がかかる(金額や商品によってはかからないこともある)」、「送料と関税で商品代金以上にけっこうな金が必要になる」、そして「関税は基本的に代引きで支払う必要がある」ことがあるということを皆さんも覚えておきましょう。私は知らなくて痛い思いをしたというか恥じ入りました。ルールを把握して楽しくショッピング。

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