見出し画像

ファンタジーの楽しみ方 「東の森の魔女の庭」4巻まで読んだ

「東の森の魔女の庭」4巻まで読了。
いや~癒し。もうコマの隅々まで癒しが宿っている。
ねこちゃんかわいい。エルセかわいい。おばあちゃんかわいい。



世界の設定

ファンタジーを読むとき、その世界観を受け入れられるかどうかが「その作品を楽しめるか」につながっている。
細かいところまで緻密に設定されている「完成された世界」のファンタジー。
「ある程度の設定」を作ったうえで、あまり細かいところにまでは焦点を当てずに、物語を楽しむファンタジー。
私は両方とも好き。
「完成された世界」を読むとき、その独創性や思いがけないアイデアなどに感心しながら読み進める。
「ある程度作られた世界」は自分で空想し補完する楽しさがある。

ふわりとした設定の「東の森・・」

「東の森の魔女の庭」は、主人公たちが住んでいる国+東の森+隣国(話だけ)という小さな世界の中のお話だ。
そして「魔法」「魔術」がどういうものか?とか、大きいねこちゃんは何なのか?とか、東の森とはどういうところか?とか。
詳しい説明はあまりない。少なくとも4巻までは。
かといって、それがすべて説明されないと楽しめない!という作品ではない。
癒し成分があふれているので(私にとって)十分なのだ。
大きな事件や、世界を揺るがすような何かが起きるわけではない「日常ファンタジー」はその作家の作った「箱庭」をのぞく感じに似ている。
生きている人々、動物たち、植物。
お菓子や飲み物。
服や装飾品。
マンガではそれらを見て楽しむことができ、小説では想像力を駆使してそのものを思い浮かべる。

きっと私は疲れている・・

身体は疲れてないけど、神経が疲れている。
そんな時のエンタメは、ホラー映画やサスペンス物のドラマ。そしてほのぼの系マンガやファンタジー。
疲れているときに「人はどうあるべきか?」とか「人生とは?」とか重いものは勘弁してほしい。疲れが増す。
ここ数年、軽めのものばかり好んでいるなぁ・・
私、疲れているんだろうな。



いいなと思ったら応援しよう!