恐ろしやエルピスの風~

タイトルはエレカシの「珍奇男」のフシで(内容とは全く関係ありませんw)


本日も「エルピス」の日がやってまいりましたな!
私は毎回見逃し配信で見るのですが
先週も見てすぐにつぶやいてしまったくらい、もう、なんか
居ても立ってもいられない時間ですよ・・・・。

先日もあらためてサラ~っと見ていて気になった会話をあげてみます。
いや、まあどの台詞もいちいちうなってしまうものが多いんですけどね・・・。
松本死刑囚の冤罪について調べている岸本と浅川ですが、
今回、DNA再鑑定を裁判所が指示したというニュースを知ります。
ここで二人は松本死刑囚の弁護士木村の元へ行きます。
その時の会話。


岸本
「弁護側と検察側、どちらにもちゃんとDNAが検出されて松本さんが犯人じゃないという結果が出るじゃないですか。
検察側はそれを正直に言いますかね」

木村弁護士
「なんともいえませんねぇ・・・。
過去の鑑定が間違っていると認めることは科警研ひいては検察警察の威信を揺るがす由々しき事態ですから、
全力でつぶしにかかる可能性があります。」

恐ろしや恐ろしや・・・・。
自分たちの保身のだけのために無実の人間を犠牲にしようとしているんですよ?
国家がその力を使って一市民を守るどころかその命を犠牲にして自分たちのくっだらないプライドを守ろうとする・・・・。
まともな人間のすることでしょうか・・・。
これ、ドラマの世界の話だけじゃない現実に起こっていることでもありますよね・・・。
あらためて考えて震えてしまいます・・・。

木村弁護士
「いずれにしても松本氏が無罪か否かだけではなく、
この結果によって我々はさまざまな現実を確かめることになるんでしょうなぁ

この台詞のなんという重み・・・・!!!
これは私たち視聴者への言葉にも思えます。
以前も書きましたが、このドラマは犯人捜しのサスペンスではなくてここで起こっている出来事・登場人物たちが何を考えどう行動していくかを見つめて、じゃあ現実はどうなの?自分ならどうするの?と考える、そんな作りになっている気がします。

先ほど私は「まともな人間がすることでしょうか」と書きましたが、私を含む人間というものはある状況になった時に悪魔の所業とも思えることを平気でするんだと思います。
だからこそ、だからこそ、いつだって不条理な事件や出来事を自分事に考えつつ同時に俯瞰した目線で物事を見ていかなければならないなぁと
エルピスを見ながらいつも思います。

会話といえば
八飛署の刑事・平川と岸本の会話も怖かったです・・・。
それはまた別途書こうかな。
と思ってるけど今日の回を見たらまたそちらのことを書きたくなりそうです(''ω'')

ここから先は

0字
赤裸々な告白とかではありません。

齢50を過ぎた女が自分の愚かさと間違いとまあいっかをつぶやく日記

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?