7/15の滴り「猫は猫であるのだからな」(追記修正あり)
我が家には猫が3匹いる。
先日、家人氏がつぶやいた。
「猫と一緒に寝たいんだけど・・・」
ふむふむ、いいですね。
「でも猫と一緒に寝ると主従関係によくないって何かに書いてあったよ・・・」
はあああああああああ???????
なに、その話、聞いたことないよ??????
主従関係?
なんじゃそりゃ!
その時は「そんなことあるわけないじゃない」と言って終わらせたけど
その後、考えれば考えるほど怒りがフツフツとわいてきた。
以下、
「一緒に寝ると主従関係によくない」と書いたであろう元記事執筆者への文句をグダグダ書きます。
私は前に黒猫を1匹家族にしていたけれど、
その時は狭い家で、ケージなど置ける場所もないし入れる必要性も感じなかったので自由にさせていて
猫は自然に私たちの布団に入ってきて眠るようになった。
主従関係もなにも、
普通に家族として暮らしてきた。
猫を家族にするのはその時が初めてだったけれど、
一緒に住むにあたっていろいろ調べたときに
一緒に寝るときに注意!程度として、病気をうつされるとか、人間が猫をつぶしてしまうとか、トイレ問題とか、そういう理由はあったが
主従関係なんちゃらなんてどこにも書いていなかったと記憶している。
それで思ったのはこの主従関係説を唱えた人は
ご自分と猫との関係性を決めていて、それに即して考えて
勝手に予想しただけなんじゃないか?と思った。
ら、怒りがわいてきたのだ。
主従関係って・・・・・
人間「様」かよっ!!!!
ペットとの主従関係ときくと、犬を思い出すけれど
犬は元々、群れて生きていた動物でその中で主従関係があると聞く。
だから人間との関係性も上下をハッキリさせてしつけを守らせることをしないと一緒に暮らすのが大変だからそうする。
対して、
猫は元々、単独行動をする動物だったそうだ。
だからそもそも主従関係という概念がないのだ。
私はそれを後から知ったのだが、
最初から猫を「ペット」というよりも「家族」として迎え入れた。
なのでしつけというのも、それこそ自分の子供、しかも赤ちゃんや幼児に教えるという感覚でしてきた。
猫は言葉が通じない。
当たり前のことだ。
私はそういう生き物を自ら好んで迎え入れたのだ。
だったらその生き物の習性に応じたしつけをするのが当然のやり方だと思う。
入ってほしくない場所、してほしくない事を猫がしたら大声で伝える(叱るということになるが)。
この生き物に通じるのはそういうやり方しかないのだ。
(嫌がる匂いをつけるなどの方法はきかなかった・・・・)
しかし当然、体罰なんかしない。
できるかよっ!
だって猫は自分の習性に従って行動しているだけなんだから(再)
そういう生き物なんだから(再)
そこは大前提だ。
以前、家族だった黒猫はビニールを噛む癖があった。
その破片を飲み込むこともあったので齧っているのを見たらもちろん叱った。
この子の命にかかわることでもあったから。
でも、これは猫の習性のひとつでもある可能性もあったし、ストレスかもしれなかったので
基本的には「ビニールを出しっぱなしにした人間がよくない」というスタンスだった。
これはその時の家族全員一致の考え方だった。
私たちは家族だ。
人間様でもないし、もちろんお猫様でもない。
それぞれの性質に従ってお互い心地よく生活しようとする。
当たり前のこと。
しかし、そういう生活を猫に強いているのは人間だってことを
忘れたくない。
私のやり方・猫へのスタンスが正解とは全く思っていない。
それぞれの考え方があっていい。
でも、主従関係説は私にとっては不愉快なものだった。
こういう説を猫のことをよく調べもせずに言う人は
猫を愛しているのではなく、
「自分に従ってくれる可愛い存在」
を愛してるんじゃないかと思う。
だから、自分の都合で猫を迎えて自分の都合で簡単に手放すんじゃないか、とすら思ってしまう・・・・。
猫とどう付き合うかは人それぞれでいいし、
ネットの向こうにいる一生会わないであろう人だからいいんだけれど、
私はこの考えは受け入れられないと強く思ったし
とってもイヤな気持ちになった。
なので
ここで吐き出してみました。
私にとって
今は娘と一緒にいる初めて家族にした黒猫も
今、私と一緒にいる3匹の猫たちも大事な家族だ。
主従関係など全くない。
お互い思い通りにいかないことがあったって
お互い少し不自由しながら、かけがえのない存在として
楽しく共存していくのであります、はい。
**
これを書いた後に
「この元記事の人は犬をペット全般のことと勘違いして書いたのではないか」とご指摘をいただきました。
そういう可能性はなきしにもあらず、ですね。
ただ、私はこの記事を書いた後に、再び調べてみたけれど
「猫と一緒に寝るのは主従関係が・・・」みたいな事が書いてあるものが見当たらないんですよね。
専門書とかに書いてあるとしたらもっとその情報は広まっているはずだし。
となると、やっぱりこの元記事の方はちゃんと調べないで書いている可能性もあります。
そういう適当な情報も散らばっているのがネット。
気をつけなきゃいけないですね・・・。
熱くなってちょっと過激な書き方をしてしまったなら反省です。
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