【雑記】ピアノを譲り受けました！及び注意喚起。搬入騒動。

ピアノを譲り受けました！
ずっと欲しかった生ピアノ。
20年以上、ピアノの先生が保有され、大切に使われてた楽器です。
そしてさらに、下記のような顛末が加わり、私の元へ。
ますます大事に出来そうです！

かなり長いですが、
ピアノ騒動の顛末です。

きっかけ

（個人情報、業者の特定を避けるために一部改変して作成しています）
私はとあるピアノの先生（Aさん）が不要になったピアノの引き取り手を探しているという話を、Aさんの知り合い（Bさん）を通じて耳にしました。

喜んで引き取り手として名乗りを上げました。
ピアノは中古でも構わず、今後の練習用に自宅リビングへ設置を予定していました。

搬入手配と業者選定

Aさんが運搬費用を負担し、Bさんが運搬業者を手配するとのお話でした。
2月7日、私はBさんに対し、ピアノ搬入先となる私の住所・連絡先、そして一戸建ての外に階段が12段あることをLINEで伝えました。
程なくしてBさんから、業者が決まったことと作業日程が2月15日に確定したことを知らせてもらいました。

搬入当日の異変

迎えた搬入当日、搬出完了の連絡を受け、待っていると現れたのは「便利屋X（仮名）」という全国フランチャイズ型の便利屋さんでした。
彼らはピアノ運搬の専門業者ではなく、必要な資材（もっこ、ベルトなど）を一切持たず、平ボディの白ナンバートラックで到着しました。

ピアノの蓋を固定するために、直接ピアノのボディに養生テープを多数貼り付けるという処置が行われていました。
搬出時に、彼らは持参したプラスチック製の台車を使用して移動を試みたようで、その台車はすでに破損している状態でした。

ピアノ搬入の難航

作業員は3名で、トラックから荷下ろしを行う際には、ピアノを横倒しにして降ろしていました。
さらに、私の自宅前のアスファルト路面をピアノのキャスターで直接転がすという方法で移動を行い、楽器に大きな振動が加わったことが懸念されました。

最大の問題は、外階段12段を上げる作業でした。作業員3名では対応できず、「便利屋X（仮名）」の営業部と連絡を取ることに。
すると営業担当者からは「階段12段があるなんて聞いていなかった。知っていれば4名で伺った」と言われ、一旦ピアノは私の家のガレージに仮置きされ、翌日に再作業となりました。
（契約書等が無いようで、Bさんと業者の間でどのような打ち合わせがあったかは不明）

予想外の事実発覚

翌日、さらなる事態が発覚しました。
私が不信を感じ、「便利屋X（仮名）」のフランチャイズ本部に確認したところ、実はこの業者は無認可の不正業者であり、複数の屋号を使い分け、ポータルサイト経由で依頼を受け、案件を騙し取る手口を用いていることが判明したのです。

しかし、ピアノは外に仮置きされており、早急に搬入しなければならない状況でした。
本日中に対応可能な他の業者は見つからず、結局、当該の業者に再び作業を依頼せざるを得ませんでした。

無理矢理搬入。。

この日、ピアノは作業員4名の手持ちによって階段を持ち上げるという、常識では考えられない方法で搬入が完了しました。
作業中、私が世間話を振ると、担当者は無意識に偽名を使っていること、さらに過去にも別の名前で活動していたことを口にしました。

作業後、その場は穏便に済ませましたが、程なくして「便利屋X（仮名）」本部から電話があり、当該業者による騙り行為が多発していること、私からの情報提供に対して感謝の意を示されました。

まとめ

大前提として、ピアノは重量物です。
引越し業者に依頼をする方もいらっしゃいますが、基本的に対応外です。
引越しに伴う重量物の運搬については、引越し業者は重量物運搬専門業者に外注します。

ところが、引越し系のポータルサイトでは「なんでも運びます！」と謳って、ピアノの運搬が希望できるようになっている場合があります。
Bさんもこのようなポータルサイト経由で当該業者と出会っています。
大体、この手のポータルサイトに申し込んだお客さんに対しては、「電話で早い者勝ち」で受注を取ろうとする業者が多いです。
主に高齢者をターゲットに、今回のような有名業者を騙って電話することで、案件を得る業者がいるとの事（「便利屋X（仮名）」の担当者談）。

特に大切な品物を運ぶ際には、依頼前に業者の実態をよく調査し、重量物については専門業者を選ぶことが必要です。
皆様も引っ越しや大型家具の移動の際には、十分に注意してください。。