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📘稽古場日記🍑2025年1月16日

2025年1月16日
今回のノートは いぶ こと 逢沢伊吹 
が担当します!🌟
皆さん、あけましておめでとうございます✨
今年も素敵なお芝居を皆様に届けられるように頑張っていきます!今年もよろしくお願いします😆

さて!
今回は、12月13日-15日に開催された「芥川龍之介を語る」以来の稽古…そして2025年に入って初のお稽古日でした。
そして「蜘蛛の糸」のお稽古開始に伴い一時中断をしていた『女仙』のお稽古再開です。

まずはいつも通り、最初から最後まで通しで語ります。
今回指摘された内容は
・全体的に映像を意識すること
・見ている場所や方向感を意識すること
・もっと大胆にお芝居すること
でした。
『女仙』は短い話ですが、だからこそ より物語の世界観・イメージをひとつひとつ具現化し伝えていかなければ、ただ音声を届けるのみになってしまう。まずは自分が物語をひとつの映画作品のように映像で捉え、情景を自分の目でしっかりと見ながら物語を伝えることを指摘されました。
自分の中でイメージは持ちながら語っていたつもりでしたが、やはりそれはつもりでしかなく、ぼんやりとしたイメージではなく明確な対象を見つめ、そのものを伝えようとしなければ相手には何も伝わらないことを改めて自覚しました。

また、見ている場所や方向感を意識することについて。
物語の途中、登場人物である"書生"と"女仙"が掛け合うシーンがあるのですが、私はこれまでの癖から、前方への意識が強く、掛け合う際も常に同じ方向へ言葉をかけていました。
しかし実際は書生と女仙は舞台の上手、下手にそれぞれ立っているはずであり、それぞれの言葉をかける方向性を意識して台詞を発するよう指摘されました。実際に登場人物が立つ方向を意識しながら言葉をかけてみると、台詞の吐き出し方や伝わり方がまるっきり異なることに気付きました。
「蜘蛛の糸」はカンダタの台詞、モノローグとして言葉を発するシーンはありましたが、相手がいて掛け合うシーンというのはありませんでした。その時はお客様を会話相手(言葉を伝える相手)として意識していたのですが、今回会話相手の明確な位置を意識し、その方向を見て言葉を発することで確りと相手に言葉がかかることの実感を得ることができ、大きな学びを得ることができました。

改めて考えると、今回指摘を受けた内容は全て、演じるうえで1番大切なことだよなあ…としみじみ感じますが、いまの自分自身の表現を見つめ直し、これからもっともっとより良い表現ができるようになるよう磨き上げていきたいと思います!

それでは。
今回はここらでお別れをしたいと思います!
また次の稽古場日記でお会いしましょう👋✨

【いぶ】





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