📘稽古場日記🕷️2024年10月24日
だんだんと肌寒くなってきましたね💭
2024年10月24日
稽古場日記はいぶこと逢沢伊吹が担当します!
今回から、12月公演でお届けする作品
芥川龍之介の「蜘蛛の糸」の練習にはいりました!
今回は「蜘蛛の糸」の初回、ということで。
レッスンの冒頭ではまずはじめに
最初から最後まで通しで語ります。
ひと通りとおしで演じたあと
石野から受けた指摘は 前回までと同じく
『物語を追体験できていない』
『"語り"が相手ではなく自分に向かってしまっている』
という内容で。。悔しい…!!!🥲
語り芝居の練習をはじめたばかりではありますが、まだまだ読むことに一生懸命で、必死で。
物語の世界を私自身がしっかりと自分の目で見て、感じることができていない…
皆さんに私の語りをどう受け取って欲しいかを物語に込められていない。。
悔しいことに、まだ「物語を追体験する」という壁を乗り越えられていません。
しかし、今回のレッスンで
初めて【映像を可視化する】という手応えを得たのも事実です。通しで語ったあと、また冒頭から物語を確認し練習をしていったのですが、自分の中でイメージを最大限に膨らませながら"相手に伝える"を意識し練習していくと、その最中、初めて物語の景色を文字として追うのでは無く自分自身でみることができました。
「蜘蛛の糸」は冒頭、極楽の様子や、極楽にいるお釈迦様の様子を細かにお伝えする場面があるのですが、そこではじめて自分の感情をもとに素直に言葉を吐き出すことができたと思います。
情景が自分の中で明確になると、石野の言う通り、なるほど確かに同じ言葉を伝えるにしてもそこに乗る自分自身の想いやニュアンスがまるっきり変わることを実感しました。
今までの自分の語りは、改めて情景をみている"つもり"だったのだと確信しました。
今回得た手応えは、自分のなかでとても大きな一歩であり、そしてひとつの自信に繋がったように思います。まだまだ課題は多いですが、この感覚を忘れずに引き続き練習をしていきたいと思います!
12月公演では、成長した姿を見ていただけますように🌟
是非「芥川龍之介を語る」チェックしてみてくださいね!
それでは次の稽古場日記でお会いしましょう〜!👋
稽古の覗き場👀