作品紹介『ギャンブラーのための終活入門』
時は1966年、
物語の舞台はスコットランド、グラスゴー市。
ギャンブルとおしゃべりが大好きな僕のじいちゃん"アーチー・キャンベル"は、その年のサッカーW杯イングランド大会でのサッカーくじで【イングランドの優勝】に一点張りをし、大金を儲けました。
時は流れ、僕が生まれます。
じいちゃんは、大勝ちしたそのギャンブルの話を、いつも楽しそうに話してくれました。
他にも、川に落ちた時の話とか、金の腕時計を拾った話とか、一緒にサッカーくじを買いに、賭け屋さんに連れて行かれたこともありました。
これがじいちゃんの口ぐせ。
僕はじいちゃんが大好きでした。
そして1998年の夏の終わり。
すい臓がんで「余命1ヶ月」の宣告を受けたじいちゃんは、大好きなギャンブルで【自分が癌に打ち勝ち、2000年まで生き続ける】って方に、それまで貯めてきた全財産をベットしたんです。
あの1966年の大勝利から、1度も勝てたことないのにーー。
ギャンブルに生きたじいちゃんの終活。
僕が知ってるじいちゃんのことを、話そうと思います。
私たちは何のために生き、何を残して人生を終えるのかーー。
じいちゃんみたいに上手に話せるかはわからないけど、耳を傾けて頂ければ幸いです。
ご来場お待ちしております♪
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