テニス肘の最大の原因は打点が悪いこと!テニス肘の悩みを解決します!
テニスで1番代表となってしまっている怪我がテニス肘です。
実際、プロの選手でも怪我で苦しんでいる人はたくさんいます。しかし、プロではない一般的なテニスをしている人は、ほとんど打ち方が問題です。
今回は、正しい打つ方をすればテニス肘を防げるということ、そしてプロの選手の怪我が多くなってしまう理由についてもお伝えしていきます。
打点が大事
テニス肘を予防するために1番大事なことは打点です。
力が入る打点でボールを打てていると、体幹や足の力をボールに伝えることができます。反対に、体幹や足の力を使えない打点で打ってしまうと、肘や手首だけで打ってしまいます。
ここでイメージしてみてください。足の力と腕の力ではどちらが大きいですか?
例えば最寄りの駅やバス停に行く時に、歩いて行くのと手押し車で行くのでは、歩いていくほうが断然楽なはずです。これは、足の力のほうが、筋力、持久力があるからです。
つまり、正しい打点で打てていない人は、毎日最寄り駅まで手押し車で行っているのと同じです。もちろん、肘や手首などの負担は大きく、怪我のリスクも高いです。
イメージは「重い荷物を押すように」
「重い荷物を押すように」をイメージすると力の使い方がわかりやすいかと思います。
思い荷物を押すときは、しっかりと重心を落とし、足の力を使ってグッと押し出します。
テニスの時も同じです。荷物を押す力とボールに伝わる力は同じ、と考えて大丈夫です。
テニスボールのイメージが、小さく軽いもののため、手先を使ってしまいがちです。しかし、実際はボールの勢いがあるためもっと重いです。そのため、軽いボールではなく、思い荷物を押すイメージで打ってみましょう。
打点の確認の方法
打点を確認するための方法の1つに、素振りの時、打点で1回止まり、他の人にラケットを押してもらう、という方法があります。
正しい打点で打てていれば、ラケットを押された時に、足で押し返すことができます。しかし、打点が悪いと、手首や肘の力しか使えません。そのため、押し返す力も弱いです。
もしバランスボールがあるなら、バランスボールを他の人に持ってもらい、バランスボールを打点としてスイングしてみる方法もあります。
バランスボールの方法はテニスはキャッチボールでうまくなるという本で紹介されています。オススメの本の一冊です。本には画像も載っているので、よりわかりやすいと思います。
バランスボールがない、集団で教えるのに数が足りない、という方もいるかもしれません。そのような方は、バランスボールに拘らなくても、誰かにラケットを押してもらう方法で良いと思います。実際僕が教えるときは押し合いっこをしてもらっていました。
錦織選手などプロの怪我が多い理由
最後にプロが怪我の多い理由について書いていきます。
正しい打点で打てば、足や体幹の力が伝わる、という話をこれまでしてきました。
しかし、正しい打点で打つと、相手としては困ります。相手の立場からすれば、出来るだけ弱いボールが返って来るように、力の入らない打点で打たせようとします。
例えば錦織選手が、頭くらいの高さの打点でリターンしている写真をよく見かけます。このショットは、言い換えると、相手が錦織選手に強打されないように、高い打点で打たせている、とも捉えることができます。
このような打ちにくい打点でもリターンエースが取れるのは、錦織選手の体幹トレーニングの賜物です。それでも、腰の高さの打点に比べれば、負担は大きいです。
では、プロでない選手で、錦織選手のような打点で打たされることは滅多にありません。まず、あんなに跳ねるスピンサーブを、僕は打てないです。
0とは言いませんが、プロの選手に比べ、力の入らない打点で打たされることは、非常に少ないです。それよりも、正しい打点を理解できていなくて、簡単なボールを力の入らない打点で打っている方をたまに見かけます。
怪我を一切しない、とは言えません。でも、テニスは怪我がつきもの、ではないと思っています。テニスを楽しく続けるためにも、怪我の予防は最重要です。そのためにも、あなたにあった正しい打点を見つけてください。
最後に、僕のテニス関連の記事をまとめました。
こちらのリンクから見てください。