部活を頑張っている君へ、環境をよりよくしたい
僕の1つの目標として、
「コーチでなくてもある一定以上のレベルでお互いにアドバイスできる環境を作りたい」
というものがあります。理由は以下の2つです。
・部活動に励んでいる人に、自立して考え、行動できる環境を提供したい。
・メンタル面において、身近にいて私生活から知っていることは有利である。
ここから2つを詳しく解説します。テニスをずっとしてきたのでテニス中心の話にはなります。ご了承ください。
自立して考え、行動できる環境を提供したい
まず、部活に対して賛否両論あるとは思いますが、急になくなることはない、と僕は思っていますので、その前提で話をします。
部活では、顧問の先生が付きっ切りで面倒を見ることができるとは限りません。まして、専門のコーチが付いていることはもっと少ないはずです。
また、もしコーチ、顧問がいたとしても、生徒に対する割合が少なく、目が届かないことも多いと思っています。
例えば、テニススクールであれば、1人のコーチに対して、10人の生徒を相手にすることが精一杯であると思います。中には8人を満員としていたり、強化選手に対してはより少人数にしている所もあると思います。
この割合と比較すると、30人の部活であれば顧問、コーチが最低でも3人常に必要となります。でも、この人数比はかなり非現実的です。
このことを踏まえて考えると、コーチから直接教えることは部活では厳しくなってしまいます。
そのため、コーチが直接教える以外の方法が必要です。違う方法の1つの案として、僕が考えていることが、生徒同士のアドバイスの質をあげることです。
生徒同士で高いレベルの、コーチと変わらないアドバイスがもしできるようになれば、この問題は解決できます。そこまで行かなくても、専門のコーチのアドバイスのレベルに近づけることは、部活を活性化するためには有効です。
アドバイスのレベルをあげるには、僕たちはアドバイスの方法を伝えなければいけません。どこを見て、そこから何を考え、どのような行動で表現するのか。この手順をキッチリと伝える必要があります。
どこを見るか、の手助けをするために作ったものが、Google Play / App Store で公開しているTennis ServesResearchです。もちろん、これが全てを網羅している訳ではありません。しかし、ポイントの1つとして知っていて損はありません。
そして、見るだけでは不十分です。見たあとは、そこから何を考え、どのような行動で表現するか、までができてゴールです。
そのためには、見たものを活かすための知識が必要です。だから、『試合のお悩み解決策集』を作りました。これは、覚える必要はないと思っています。
必要な場面でスマホを取り出し、試合を見ていてミスの原因や敗因がわからない時に、『試合のお悩み解決策集』を見ればいいと思っています。
これを暗記できているかのテストは必要なく、しっかりと見て使えるようにすれば良い、と思っています。
私生活から知っていることは有利
部活の最大のメリットは、私生活から知っていることだと思います。そして、私生活から知っていることが、アドバイスに1番活きる場所は、メンタルの部分のアドバイスです。
イメージしてみてください。普段せっかちな人がテニスコート上だけ落ち着いて行動している状況をイメージできますか? 普段怒りっぽい人がテニスの時は冷静な姿をイメージできますか?
テニスコート上であるかどうか、テニスをしている時であるかどうかで、選手の感情や性格は変わりません。選手の行動を決めているのは選手自身です。
そして、24時間テニスコートにいる人はいません。つまり、私生活から知っていることは、メンタル面に関する情報をより多く知っていることになります。
その人本人をよく知っているかどうか、はテニスの専門知識とは関係ありません。つまり、この点に関しては知識が豊富なテニスコーチより、優れたアドバイスができる可能性があります。
最後に
僕も高校では部活育ちです。苦い経験もたくさんしてきました。
だからこそ、今部活を頑張っている人に、より良い環境で、少しでも強くたくましい人間に成長してほしいと思っています。
そのための助けに、僕が少しでもなれば嬉しいです。
改めて、今回紹介したアプリ、記事を以下にまとめます。
スマホアプリ
Tennis ServesResearch (Google Play / App Store)
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