「 水曜日は、綿糸語り。 No.11 」
こんにちは。片ポケッです。
水曜日の楽しみはこれと
トッポギ入り豚キムチ炒め(夜ごはん)です。
水曜日は、綿糸語り。
この水曜日の議題(?)は、
大体がLVCの悪口となってしまうのですが、
LVCの品質向上に期待、しているので、
どうしてもそういう感じになってしまいます。
気分を害される方もおられると思いますが、
事実を述べているに過ぎないですし、
わざわざ言わんでも、という意見もありますが、
知ってたら買わなかったという言葉も良く聞きますので、
"所有している人が伝えるべき"だと考えます。
ということで、今回は、
LEVI'S VINTAGE CLOTHING の
・2000年代の日本製パッチ表記506XX(あくまで2000年代で、最近のではない、パッチ表記70506、71506、506、70502XX、7701SXXではない)
・2010年代の米国製(コーンミルズの最後の米国製)
の糸を見てみましょう。
時系列としては、
日本製
↓
トルコ製、米国製(平行)
とつながっているので、
比較としてはとても面白いのではないでしょうか。
ちなみに、トルコ製、米国製が平行の時は、
ボタンホールがグレーとブラックが存在してました。
現行はグレーですよね。
そっちが生き残ったかぁ。
生地の色が薄くなっても、ボタンホールが真っ黒だと違和感ありますからね。
バレンシア製や他のも真っ黒でした。
どうですか?パッと見、襟周りはこの写真では分からないですね。
とりあえず日本製が黒い生地だな。ぐらいに思いますよね。
筆者は2000年代の日本製がLVCの最高傑作と思っていますが、
ボタンに関してはイマイチと思います。
上が米国製。下が日本製。
縫い糸はあんまり違いが撮れてないですが、
ボタンホールを見てほしいです。
日本製のちょっと焼けてる感じに対して、米国製はやや紫っぽくツヤツヤ。
日本製は糸切れもある。
左が日本製、右が米国製。
右の生地は意外と良く見えますが、実物はマッキーの青みたいな色合いです。
人口インディゴ感が少なく、硫化の青という感じです。
ただ、これはこれで、となぜか思ってしまえたり。。
糸が育てばもう少し穿いてみようかな、とか思ったんですがね~。
米国製の糸は白っぽいですが、新品時からこの色です。
退色してこれだったらいいんですけどね~。
何で最初から白いのか?
"糸が色落ちする"という事を知っているからですね。
化学繊維はちょっと冷たい質感なのかなぁ。
綿糸はほっこりするイメージ?
この画像が分かりやすいかもしれません。
右の米国製のオレンジ糸がギラギラしてますね。
左の日本製はマットな質感。
しかし、自分が所有するオリジナルは色は抜けてもツヤ感は残っているので、再現性としては物足りない認識。
しかし、日本の模造品で綿糸かどうかの判定をする際に、
光沢感を見るのは有効な手段だと思います。
これ見ると、雰囲気に差がある、と思いません???
これも分かりやすい。
何で私がこれまでLVCの悪口を言うかというと、
時系列で日本製が先、だからですね。
何でスペックダウンしたのか、と。
2000年代日本製で綿糸縫製になって、
トルコ、米国平行になって化学繊維に戻ってそれ以来綿糸で
縫われた事はありません。
最近日本製に一時戻って少し話題になりましたが、
変わらずでした。
そこで考えてみたのは、
どこで製造しようが、
企画が変わらないと今の路線のままだろうなぁ。と。
ただ、実際日本企画でなくなってLVCの売上は上がっているでしょうから、
商売としては今のやり方は正しいのかもしれません。
価格が4倍でも良いから、
もう一つ上のクラスを作って更にexclusiveな商品を作ってみても良いのではないか。
高くても売れる土台は出来上がっているので、
ぜひ、検討して頂きたいです。
今日はここまで。