ドラゴンクエスト アイランドで他人の家のタンスを開ける体験をしてきた
ドラゴンクエスト アイランドってなに?
もしも現実にドラクエの世界があって冒険できたら…?というフィールドRPG。
最大4人パーティーを組み、NFCタグで街や外の仕掛けポイントにタッチして、ストーリーを進めていく。
体験の内容は狩野英孝のYoutubeがとてもわかりやすい。
おもしろポイント
1. ドラクエ特有の世界観を現実で楽しむ
ドラクエ特有の収集要素であったり、RPGの世界にどっぷりとハマれる。特に勝手にタンスを開けるなんて、カリギュラそのものである。
ドラクエ特有の収集要素
他人の家のタンスを開ける
ツボに何があるか覗き込む
街に落ちてたり隠されてるちいさなメダルを集める
宝箱を開ける
RPG要素
街の人の話を聞き回って、お遣いをしまくる
装備を整えてモンスターと戦う
今回、家族で参加したのだが、メダルと宝箱を探しに奔走している姿を見れたのがツボだった。小学生の息子が探し回るのは予想できたが、妻も率先して探し回っていて、これは普段では見られない姿だ。尊い経験だった。
2. 能動的に探索する系の体験では、かなり広いフィールドと3時間を要する体験時間
デジタルを使って探索・収集する体験はいくらかある。
これらと違うのは「屋外」「広さ」「体験時間の長さ」。上記のデジタルアトラクションは1時間ほど、教室2-3個分ほどウロウロする。
屋外と広さだけで言うとモーメントファクトリー的なやつもあるが、あれはわりと一本道のアトラクションなのでちょっと違う。
自分の足でドラクエの街と魔物が出るエリアを行ったり来たりする。しかもクリアまでに3時間かかる。3時間も同じことをやらせて持つコンテンツは、それほどないはずだ。
このドラクエアイランドのあるニジゲンノモリには他にもゴジラやNARUTOなど別の体験ゾーンもある。ドラクエが終わったらそっちもやろうかと思っていたが、ドラクエだけで完全にお腹いっぱいになった。大満足できるボリュームだった。
感心したポイント
少ないスタッフで運用できている
基本的に、体験者がNFCタグを特定の場所でタッチすることでストーリーを進めていく。街を徘徊し渡されたNFCでタッチし街の人の話を聞き、街の外でNFCでタッチして戦闘をする。スタッフがつきっきりで指示をしたり、見守ることがなく、体験者のみで進行が可能。
スタッフが配置されているところはおおまかに以下。
エントランス
最初の説明員
よろず屋常駐
各ボスがいるダンジョン
フィールドの規模感に対してスタッフの数が最適化されていた。
ネタバレ禁止でネタバレのところが言えないがクライマックスについてうっすらと言うと
入り口で「SNSでのネタバレは禁止です」と注意喚起される。魔王の城での戦いなんかはネタバレ禁止なのはそうだが、至るところにあるモニターも撮影は禁止。
魔王の城での戦いはクライマックス感があったが、3時間歩き回った後のクライマックスとしては、ちょっと物足りなく感じた。が、多くの体験者を回すため、最短の時間で最大限のおもてなしだった。
でもなあ、ファミコン世代からすると、ラスボスって何度も全滅してレベル上げをして、何度も挑戦してやっと倒せるっていうものだから、スッと終わると切ないのは間違いない。
体験時間と混雑具合
春休みの平日だったからか、激混みではなくスムーズに体験できた。
ハイシーズンではラスボスの城で順番待ちもあるらしい。
我々は9時に入場。追加クエストを堪能し、ちいさなメダルをすべて発掘し、3.5時間でクリア。途中、疲れて30分ほど休憩した。真冬・真夏だと小さな子供連れには厳しいかもしれない。
フォトスポット多し
至るところにモンスターのオブジェが置いてあり、触ってもいい状態で写真が撮れる。こういうのんだいたい触っちゃダメなのに、贅沢だ。かわいいスライムと一緒に写真を撮るだけで、もう満足だ。
もちろん、ほんとに触っちゃダメなやつには注意書きがされている。
料金が安い
スタッフの数を最適化しているためか、体験のボリュームと価値に対してかなり安めに感じた。
俺はサブクエスト付き、子供はプレミアムチケットで体験した。
プレミアムチケットは天空の盾バックパックとホイミスライムのぬいぐるみ付きで子供のテンションもさらに上がる。すぐに疲れてしまう小さい子のガソリンになってくれる。実際に小さい子もまったく「疲れた」といわずに4時間歩き回った。
まとめ
子供も大人も楽しめ、純粋に冒険を楽しむことができた。外を3時間ウロウロできる季節に行くのがおすすめ。
行って損なし。ありがとうございました。
探訪日
2023年4月