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違和感があればちゃんと口にした方がいい

「その違和感は正しい」
この台詞をはじめて聞いたのは、おそらく十数年前のこと。
それを聴いて深く頷いたことを覚えている。

チームであったり、様々な主体との協働で物事を進めている際に、
「あれ?ちょっと何かおかしいな?」って感じることってあると思う。
もしかしたら、そう思ったことを口にすることなくスルーしてしまう人は多いかもしれない。その理由は、自分だけかもしれない、まあ大袈裟にいうほどでもない、まあ大丈夫か、それを言ったら変な目でみられるかもしれない、間違ってるかもしれない、雰囲気を壊したくない、とか様々だと思う。
僕も以前はそういうタイプだったと思う。ケースバイケースではあったものの。

だから、学生たちには色んなタイミングで伝えている。
チームで物事を進める際、違和感があればちゃんと口にしたほうがいい。
あとで大きな問題が発生した際、その要因がその違和感に端を発していることが多いので。
それを口にしづらい雰囲気だとすれば、それが言える雰囲気づくりを意識する必要がある。
その一方で、別に仲良しグループである必要はないので、同じ方向に向かっている各人が真摯に向き合っているのならば、それを口にすることでバチバチのやり合いになってもいいし、それは別に喧嘩でもないので気にしなくていい。
そんな感じのことを。

さて、僕は基本的には争い事が嫌いだ。というか、できれば避けたい派である。だから、これまで基本的にはそういうモヤっとした状況に対してガツんと意思表示して改善を試みようとするよりも、どちらかと言うと、その場は飲み込むというか我慢して、その後は自然とそこから離れていくような感じのほうが多かった気がする。

でも、ここ1〜2年でそのへんのスタンスが変化してきている気がする。
理由やキッカケは思い当たらないものの、おそらく対人関係における感覚的な部分で、ある意味吹っ切れたからじゃないかと思っている。
それと同時に、これまで以上に「誰とやるか?」を大切にしたいという思いが強くなったからではないかと思っている。
そのせいか、その部分でちょっと違和感がある場合は、どう思われてもいいから、そのことを早いタイミングでハッキリ相手に伝えるようになっていた。もちろん誠意を持って。

それを口にする、伝えることには、まだ相当な労力がかかるなって感じているものの、実際やってみると、伝えることなくモヤモヤを抱えたままにすることと比べれば、一瞬のことなので、大丈夫だって思えるようにもなってきた。そう言った意味で、少し成長できたかなって思っているw

で、たまたまだけど、そんな感じのモヤモヤを抱えている学生から相談を受けたので、自信を持ってそのことを伝えてあげた。
そしたら、その後すぐ行動に移してくれたみたいで、結果としては、解決の方向に状況が変わったらしいので、ひと安心した次第。

ということで、今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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