見出し画像

【考え方】アウトプットとインプット

「アウトプットの機会が最高のインプットのタイミング」
みたいな話を以前聞いたことがあり、全くその通りだと思っていたんだけど、今日の講義でのヒトコマを通じて、そのことを再認識した。
今回はそんな話について。

年齢関係なく自分に投資しながら学ぶことは大切

1年ほど前から始めたcafe causaでの社会勉強以外に、自己成長のための新たなルーティンであり、自分への投資っていうのがいくつかある。その代表格がvoicyの有料会員登録と有料放送購読、noteの有料会員登録、note記事の定期的更新。
以前は本を買って読むとか、有料のメールマガジンやオンライン講座で学ぶとかが中心だった気がするけど、最近は色々と選択肢が増えたってこともあるし、有料の情報というものの価値みたいなものもちゃんと理解できているので、一部はそっちにシフトしている。
いずれもネット様様。好きなタイミングで視聴できるし、何度でも視聴できる。これはほんとに便利。そして、とにかく有益な情報を得られることがありがたいし、そうした新たなインプットのチャンネルが増えることで、アウトプットへの意識もさらに高まり、その質も少しずつ向上しているような実感も得ている。まさに正のスパイラル。

アウトプットへの意識がインプットに及ぼす影響

<アウトプットへの意識がインプットに及ぼす影響>
さきほど紹介した新たなインプット方法は、自己成長だけのためだけでなく、仕事に活かすためでもある。僕は大学で実践型教育に携わっており、講義やゼミや実践活動を通じて、これからの社会を担う若者の成長をサポートすることを仕事としているので、日常的に言語化もしくは文章化してアウトプットする機会が多い方だと思う。だからこそ、アウトプットに対する意識も強い方だと思う。
ただ、この仕事をはじめたばかりの頃は、ある意味突然に近いことだったし、全く余裕がなかったため、単なるアウトプットとしか考えることができていなかったし、アウトプットのその先にあることや、そもそもの目的にまで考えが及んでいなかった。
それ以降の変化については省略するけど、それなりに今の仕事に対するパフォーマンスも板についてきたあるタイミングで、教育改革家の藤原和博さんから、いいことを教えていただいた。youtubeで公開されている講演会にてw

その1つが、抽象的概念を説明する際は、具体例をいくつか挙げた方がわかりやすいっていう話。講演会での実演も分かりやすかったし、僕の周りにいる話し上手な方々のことを思い出してみると、見事にそれが当てはまることも分かった。とにかく、例え話がうまい、絶妙にうまいって具合で。
そしてもう1つが、相手に理解・共感してもらうためには相手の頭の中にある興味関心分野に変換して物事を伝える必要があるって話。説明とプレゼンは違うっていう文脈で、伝えたい内容を相手にあわせて一度編集したうえで伝えるのがプレゼンであり、相手の頭の中について考えることなくそのまま伝えるのはただの説明っていう感じ。すごく腑に落ちたことを今でも覚えている。
それらのことを意識して、それ以降はできる限り、講義で伝える抽象的概念や方法論に関する分かりやすい具体例を付け加えることを意識して、毎年のように講義内容に改善を加えるようにした。それによって、インプットに対する意識も変化した気がする。
具体的には、講義の内容が学生に伝わりやすくなるように、学生にとって理解しやすくなるように、ってのを日頃から意識して、日常のあらゆるシーンからネタ探しをするようになった。これって繋がらないかな?使えないかな?みたいな感じで。
これはまさに、アウトプットを想定したインプットであり、アウトプットの機会があるからこそのインプットである。
そういう感じでインプットに対する意識や精度のようなものも高くなるようだってことも分かってきた。
あと、僕自身、これまで丸暗記ってあまり好きではなかったものの、今回のように使うシーンのイメージがあるというか、目的があることで、記憶に定着しやすい気がしている。あっ、これ使えそうだって思ったら、大抵のことはスッと頭に入ってくる感じ。
単発で記憶するよりも、関連性の中でとか、繋がりのなかでとか、文脈とセットで覚えた方が定着しやすいって感じのことを以前何かの本で読んだ気がするけど、まさにそんな感じ。

発信することで得られるフィードバックによって複利効果的に成長できる

その後、冒頭の言葉と出会ったことにより、現在進行形で僕がやっていることは、まさにそういうことか!って感じで腑に落ちたわけだけど、そういったタイミングの話だけでなく、もっと大きなことがあると感じている。

幸いにして、僕の場合はアウトプットする機会が多い。それは、違う捉え方をすると、インプットしたことを試しにアウトプットする機会に恵まれている、そして、それに対する反応を確かめやすい環境にあるってこと。学生たちのリアルタイムの反応であったり、感想レポート等での反応であったり。これは、まさにフィードバックともいえる。
だから、反応が悪ければその理由を探りつつ、新たな伝え方を考えるし、そのためのネタを色んなシーンから探す。一方で、反応がよければ、単純にその内容に対する理解も深まることになるし、さらに分かりやすい例を重ねるべく、色々ネタを探す。そして、次の機会にそれを試してみる。そんな感じのことを日常的に繰り返すことができる。
そして、一度繋がると、その周辺のこともあわせて利用できるようになるので、一気に引き出しが増える感じがするってところが、面白い。
こうして考えると、アウトプットをイメージしてインプットしたことをアウトプットして、それに対する反応を肥やしにして次のアウトプットやインプットに活かし、さらにアウトプットを重ねていくって感じであり、これって事業資金を調達して、事業システムに投資し、そこで収益をあげて利益を生み出し、事業に再投資することで、事業を拡大していくっていうプロセスというか循環にも似ている気がした。
この感覚さえ掴めれば、インプットに対する考え方が変化すると思うし、自己成長に対するプロセスもイメージしやすくなると思った。
そして、このことを応用することで、初等および中等教育における、学びに対する向き合い方をポジティブに変化させることもできるんじゃないかと思った。(学校の勉強に対する、うちの次男くんみたいな反応の子に対してw)

ということで、今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

どんな形でもいいので、アウトプットの機会を自ら創り出し、それを継続することによって、様々な効果が得られるし、新たな可能性も広がるって感じています。なので、オススメです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?