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小倉祇園太鼓という伝統行事が教えてくれたこと(前編)
さあ、いよいよ今日から3日間は、小倉祇園太鼓の本番だ。
毎年同じ気持ちになるけど、待ちに待ったこの日がやってきたって感じ。
僕が所属しているのは鳥町四丁目町内会のチームで、通称「鳥四」とよんでいる。今の住居表示になってからは鳥町という名称は地図から消えてしまったので「?」ってなるかもしれない。
その事情を簡単に説明すると、昔は現在のサンロードから北に伸びる通りは「鳥町筋」という通り名があり、昭和40年代に郵便番号ができて魚町に組み込まれるまで、現在のサンロードあたりは鳥町四丁目と呼ばれていたため、小倉祇園太鼓の山車には古い町名が残っているらしい。しかも、もともとは魚町筋ではなく鳥町筋が小倉の町の本筋だったようだ。
さて、僕がこの鳥四で小倉祇園太鼓に参加させていただくようになったきっかけは、今仕事をしている地域創生学群が開設され、学生たちが授業の一環で北九州市内の各所で地域活動を展開することになり、その活動地域の1つが魚町サンロード商店街であったことに関係している。
当時は学生たちと手探りで色々なことを進めつつ、担当教員としても、地域との関係性を構築することを最優先にして足繁く街に繰り出していた。
その甲斐あってか、町内の方々から小倉祇園太鼓への参加を勧めていただいたことがきっかけで、参加することに。
もう12-13年近く前かな。
初参加のときは、たしかゼミの4年生数名と一緒だったと思う。
2週間ほど練習に通い、本番を迎え、そこでこの小倉祇園太鼓の魅力に触れ、あっという間にファンになってしまった。
そこからは、もう毎年この日が楽しみで仕方ないっていう状態に。
で、翌年からは息子たちも連れて参加するようになり、自動的に嫁さんも参加するようになった。もちろん、ゼミの学生有志も。
今回は、きっかけの部分にとどめておくけど、中編と後編では、地域やまちづくりの観点から、この伝統行事に教えてもらったことを書いてみようと思っている。