小倉祇園太鼓という伝統行事が教えてくれたこと(後編)
今日は小倉祇園太鼓の最終日。
疲れも溜まってるし、日中からの長丁場になるけど、それでも楽しみだ。
昨夜は、解散後に、太鼓の師匠や古参メンバーと飲みながらいろんな話を聴かせてもらった。
中編で紹介した存続の危機の部分については、そこにつなぐ前段の10年近くの間、支え続けてくださったメンバーたちがいたってことも教わった。
そう考えると、ほんとにギリギリのところで繋がれてきたんだなって思う。
さて、今回は僕の仕事にも関連する側面からも触れておきたい。
いわゆる「まちづくり」に関わらせていただくなかでたどり着いた僕なりの方法論が、「家族総出で街に入り込む」っていうこと。
経緯は省略するけど、結論はコレ。
そして、その鍵を握るのが、小倉祇園太鼓への参加だった。
そのおかげで今がある。
そして、このことは、僕の仕事の面だけでなく、息子たちの成長にとってもすごくプラスに働いている。
以前、リノベーションまちづくりの教祖様的存在である清水義次さんから教わったことがある。
そのまちで何かしたいと思うのなら、祭りに参加すること。
しかも、しっかり下働きをすること。
そういった感じの内容だったと思う。
その話を伺ったとき、やっぱり間違ってなかったんだな、知らず知らずのうちに、ちゃんとそういうことができていて良かったって感じたのを覚えている。
その地域で大切にされているお祭りには、当然ながらそれを支える方々の存在がある。そのお祭りを愛している方々の存在がある。
そこにあるコミュニティは、もしかしたら日常生活からはぼんやりとしか見えないものかもしれない。けれども、お祭りにどっぷりつかり、その一員と認められるようになれば、ハッキリと見えてくる。
それが、その地域の真の姿だ。
あ〜ほんとに良かった。
さあ、そろそろ準備に向かわないといけないので、この辺で。