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【経験学習】やってみてわかること@cafecausa
やったことないことに挑戦する。
そんな理由ではじめたカフェバーでの社会勉強。
今回はやってみてわかることについて書いてみたいと思う。
「まずはやってみる。話はそれからだ。」
どこかで教わったこの言葉、好きでよく使っている。
使うからには自分もそうする。できるだけw
この感じを取りに行く
実際、学生時代に飲食店でのバイト経験はなく、社会人になってからも飲食店での実務経験はなかった。とはいえ、学生時代から自炊してたし、そもそも料理は好きだし、お酒も好き。そして、飲みに行くことも好きだし、Barに行くのも好きで、カウンター越しにバーテンさんの所作を眺めたり、シェフの手さばきを眺めたりするのは大好きだった。
なので、全くの未知というわけではなく、なんとなく表面的なことはイメージはできてたし、何ならある程度はやれるだろうって感覚もあった。
ただ、何事もそうだと思うけど、見る角度によって、立場によって、全然違う。見え方も、感じ方も、なにもかも。同じ空間であっても。
いただく側から提供する側に変わった瞬間、自然と緊張感が走る感じ。
自宅に友人家族を招いて料理をふるまい、ウェーイって酔いちくれながらお酒を注いでまわるのとはわけが違う。飲み会で先輩やゲストにお酌するのともわけがちがう。
この感じ。
やってみないと絶対に分からないことだと思った。
そして、こういう感覚って、ある程度年齢を重ねてくると、意図的にそういう機会を創り出さない限り、決して得ることはできないんじゃないかと思う。
カッコ良さげに言うとそんな感じw
#成長のための挑戦 #気づきを得るための挑戦 #見るのとやるのは全然違う
郷に入って郷に従いながら自分を出す
「守破離」というプロセスっぽくというか、一般的な企業における新入社員のあり方みたいに考えると、まずは与えられたことをしっかりこなしつつ、ひたすら観察して真似をするというような修行をしばらく積む感じになると思うけど、cafe causaの場合はちょっと違った。だいぶ早い段階、もしかしたら最初から、自分の色を出すことが求められていた気がする。
とはいえ、僕は見た目はチャラいってよく言われるけど、中身は結構真面目な方なんで、そんな遠矢さんのありがたい要求に応えることはせず、どちらかというと、シェフのホーリーに不快な思いをさせないという1点を最重要視して、慎重かつ遠慮がちに入っていった気がする。そのおかげで、シェフに目をつけられることなく、ごく自然に溶け込めたと思っている。
こんな書き方をすると、シェフのホーリー、どんな奴やねん⁈って感じになるけど、大丈夫。カウンターの内側で並んでいると、耳元でボソッとかましてくるし、お客さんに真顔で嘘つくし(冗談の意味で)、時々チロルチョコくれるし。
ちょっと話がそれたけど、そんな僕の振る舞いをみて、遠矢さんもお客さんに対する僕の紹介の仕方を色々と考えてくれていたようだ。基本的にこのお店のお客さんは面白くてイイ感じの方が多いんだけど、最初のうちは、その中でもこの人ならっていう相手に対してのみ、タイミングをみて僕の素性やここにいる理由も含めた紹介をしてくれて、カウンター越しの会話に入るよう促してくれていた。そんなサポートがあったおかげで、初対面の方々とも安心して話をすることができ、少しずつ慣れていった気がする。
本当は自分から切り出すくらいのことが求められていたと思うけど、自分から言うより遠矢さんから言ってもらった方が面白いってのはわかっていたので、お任せしてたって感じかな。
それは嘘。
そうは見えないかもしれないけど、僕自身は結構人見知りなタイプだと思っているし、初対面の方にグイグイいくのは苦手。だから、単にヒヨってただけっていうのが正直なところ。
自分のペースはNG
僕はざっくり言うとマイペースなほう。
同時に色々やるより集中して1つのことをやる方が得意。
ってこともあって、やり始めるとつい没頭ししまうことがまあまあある。自然と没頭しているパターンと、あえて没頭しようとして他をシャットアウトするパターン。後者の場合には、今はこれに集中させてほしいっていう感情があるんだと思う。
自分でも気づいていなかった、そういう部分に気づくことができたのは、グラス洗いをしているときだった。
客商売だから、常になんとなく周囲の状況を感じ取りながら、色んなことに気を配っておく必要がある。そして、このお店の場合は、なんといってもお客さんとのコミュニケーションが重要。なので、極端にいうと、没頭とか集中などあり得ない感じ。手元は集中せずとも自然にできてるイメージなのかもしれない。
でも、グラスはできるだけ丁寧に洗いたいし、扱いたいし、そうしないといけない、って感覚もあったから、ついつい手元に集中してしまう。
すると、お客さんたちへの意識が飛んでしまい、反応がワンテンポ遅れてしまう。そんなことが最初のころは多々あった。
例えば、グラスを洗っているタイミングで声がかかった際、グラスを置いてから返事するか、返事をしてからグラスを下ろすか。ほんの一瞬の所作の違いだけど、だいぶ印象が違うと思う。そこをクリアするためには、心の余裕が必要なんだろうな〜。
そんなことを考えていたら、20数年前のことを思い出した。僕は理系だったこともあり、就職活動の経験は少ないけど、ある企業の最終面接の際、色んな面で、自分の中のルーティンだったりペースが狂ったことに動揺し、最後まで落ち着きを取り戻すことができず、残念な結果に終わったことがある。いま考えると、それは当たり前だと当時の自分を笑い飛ばしてあげたい気分だけど、どこかにその癖が残っているのかな〜なんて思ったりもした。
脳の違うところが使われている感じ
ここまで読んでくれてありがとうございます。もしかしたら、めんどくさい奴だなと思われたかもしれませんが、そうかもしれません 笑
というより、振り返ってみると、こういうことかな〜、ああいうことかな〜って感じの手探りで書いている状態なので、仕方なし。
ただ、1つ言えるのは、仕事に限った話ではないと思うけど、やはり日常的に慣れていることや習慣化したこととは違うことを違う場所でやるって、かなり頭を使う気がする。そして、いつもとは脳の違うところが使われている感じがする。
この感じが好き。
今回も、さいごまで読んでくださり、ありがとうございました。