#9 【1日10分で学ぶLP制作の基礎知識】ランディングページの改善方法について
ランディングページは一度で完璧なものは作れない
ランディングページを制作しても、それが100%イメージ通りの結果をもたらすとは限りません。
いくら綿密なリサーチに基づき、マーケティングとデザインを駆使したランディングページを作ったとしても、あくまで仮説の上に成り立っているページであり、実際にすべての結果を予測できるわけではないからです。
イメージしていたよりも全く反応がなく、想定通りの結果ではあるが、さらに反応率を上げたい場合など、ランディングページを運用していると「もっとこうなればいいのに」という場面に何度も出くわします。
また、一度はうまくいっていたのに、急にライバルが現れて、一気に反応が落ちてしまったりすることもあります。
その度に、ランディングページを改善・改良していく必要性が出てきますが、ここで大切なのは、どのような方向性や判断基準で改良していけばいいのか、その指針となる知識をしっかりと押さえることです。
たとえば、リスティング広告に関しても、扱う商材やサービス、競合他社の状況によって打つべき手はいくつもあり、ただ単に登録して広告出稿しただけでは、思うような成果を得ることはできません。
日々改良を続けていくことで、理想としている結果に少しずつ近づけていく必要があります。
ランディングページ改善の基本的な考え方
ですが、ただ単純に改善していこうと言っても、一体何から手をつければいいのか迷ってしまうかもしれません。
そこで、ランディングページを改善する際の基本的な考え方をシェアします。
●改善方法1 まずは何よりも先に正確なデータを収集する
ランディングページを的確に改善するためには、まず何と言っても「正確に収集されたデータ」が必要です。
正確なデータを集計できていない限り、次につながる改善・改良は絶対にできません。
データの集計は一度設定してしまえば、Google AnalyticsやGoogle 広告、Yahoo!広告などのシステムが自動的に集めてくれますので、そこまで大変な話ではありません。
広告出稿したのであれば、月間の表示回数、クリック数、クリック率、クリック単価、コンバージョン数など、状況を把握するために必要なデータを手に入れましょう。
また、たとえばホームページからランディングページへと流入させる形で運用している場合、そのページへのアクセス数と成約数を正確に把握しましょう。
よくありがちなパターンとしては、そうした正確なデータの収集をしていないのに、「なんとなく成約が少ない」「なんとなくうまくいかない」という感覚的な理由でランディングページを改善してしまうことです。
中でも最悪のパターンなのは、どうしてその結果になったのかを振り返って分析することなく、適当に広告設定を変更したり、ランディングページのデザインを一気に全部変えたりしてしまうことです。
そのような曖昧な根拠に基づいて改善を繰り返しているうちは、成功に近づくことはないでしょう。
●改善方法2 デザインよりも先に、全体の広告運用を見直す
ランディングページで成果が出ない大きな理由のひとつに、「広告の露出不足」があります。
たとえ、どれだけクオリティの高いランディングページや、クリック率の高い広告文を作成しても、それが人の目に触れられない限り、最終的なコンバージョンまで結びつくことはありません。
なので、まず成約率が向上しない場合は、キーワードの設定などを見直して、本当に自分の商品やサービスを求めている人々がいる場所で自分のランディングページを見せることができているのか、確認することが必要です。
そこでうまくいかない人ほど、広告に関することは何も考慮せず、ランディングページの枝葉末節なデザインにこだわったりしてしまいます。
広告運用を見直して、一定以上の見込み客のアクセスが集まっているのにも関わらず、それでもコンバージョン数が上がらないという段階になって初めて、デザイン面を見直していくことになります。
●改善方法3 データを収集し、広告設定を見直しても効果がない場合のみ、デザインを修正する
自分の商材を購入する見込みのお客さんにランディングページを見せても、なかなか成約まで至らないという段階まで来た場合、次に見直すのがランディングページのデザインや構成です。
例えば、離脱率が95%を超えるような場合、ファーストビューの掴みが不足していることがわかるので、もっとユーザーの心理に沿ったキャッチコピーに変更し、ファーストビュー内にわかりやすいオファーの内容を盛り込むことも必要になってきます。
また、滞在時間が長いのに、成約率が増えないという場合、ユーザーに次の行動を指し示すことができていないケースが多いです。
可能であれば、有料サンプルから無料サンプルへと切り替えたり、電話相談を資料請求に変更したりするなど、ユーザーがもっと気軽に行動してもらえるよう、コンバージョンの内容を変更してみましょう。
ランディングページのデザインを改善する時に、一番やってしまうと駄目なのが、全部を一気に作り直してしまうことです。
なぜなら、一度に全部を直してしまうと、それまでのランディングページで何が良かったのか、何が悪かったのか、そうした実際の運用を通じて得られたデータを全て捨て去ってしまうことになるからです。
どんな結果になろうとも、そこには必ず原因がありますので、そうした原因を追求することなく、感情的になってランディングページをすべて作り直してしまうなどということは、あってはいけません。
少しずつでも前進していけるように、ランディングページは少しずつ作り直していくことが大切です
ビジネスは1000回改良することが当たり前
ランディングページは、状況に応じて改良していかなければいけませんが、逆にひとつずつ改善点を見つけ、潰していけば誰でも最適解にたどり着くことができます。
私が昔学んで大切にしている言葉の一つに、「ビジネスは改良、改良、改良」というものがあります。
改良を1000回するつもりで、毎日小さな改良を続けること。
それを続けていけば、最終的に他を寄せつけない結果を生み出すことができます。
ランディングページに関しても、その小さな改良を日々続けていくことが、自社の商材やサービスをお客さんに選んでもらうためにとても重要です。
本日のまとめ
というわけで、本日の話を1枚のカードにまとめました。
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