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#2 【1日10分で学ぶLP制作の基礎知識】 ランディングページを作るメリットとは?

ランディングページを作るメリットとは?

そもそも「ランディングページ」という媒体は、なぜここまでインターネット広告のひとつの形態として発展したのでしょうか?

その理由を探っていくと、従来のWebサイトでは手の届かなかった、ランディングページならではメリットが色々と出てきます。

ランディングページのメリットを書き連ねると、以下の6つです。

(1) 比較検証(A/Bテスト)が簡単にできるメディアである
(2) チラシやDM、看板などの紙媒体とは異なり、スペースの制限がない
(3) 売る側が、買い手の情報接触順序をコントロールできる
(4) 他の広告と違って、データ集計・分析がネット上で自動化できる
(5) 掲載される媒体によって、印象のバイアスがかからない
(6) ユーザー周辺のセグメントデータを入手することができる

そこで、今回はこの6つのメリットについて、簡単に解説していきます。

専門的な用語も多く、やや教科書的な知識になりますが、こうした点を踏まえて制作をするかしないかで、最終的な作品のクオリティに見えない差が生まれてくるので、ぜひ押さえておきましょう。

メリット1  比較検証(A/Bテスト)が簡単にできるメディアである

ランディングページは、基本的に1ページに集約されたフォーマットのため、1ページだけでユーザーがコンバージョンに至るまでのロジック(流れ)を完結させることができます。

そのため、何人がページを見て、その中の何人が購入まで至ったのかを、正確に把握することができます。

これはテレビCMなどの一般広告(マス広告)とは最も異なる点です。例えば、テレビCMでは、結局のところそのCMを何人が見て、結局何人がその商品やサービスを購入したのか、正確な数字を把握することはできません。

そして1ページで販売まで完結できるからこそ、複数のページを用意することで、どのページが一番コンバージョンに結びつくのかを比較検証(A/Bテスト)することが可能になります。

●A/Bテストとは?
あるユーザーにはAのランディングページ、もうひとりのユーザーにはBのランディングページを見せて、どちらがより多く目的とする行動(コンバージョン)を起こしたのかを検証することです。
このテストを重ねることで、より成約率の高いランディングページを作り出していくことが可能になります。

例えば、美容品のサンプルキットを購入してもらうために、A⇒B⇒Cという順番で伝えればいいのか、それともA⇒C⇒Bという順番で伝えればいいのか、テストをしてみることで正解を導き出すことができます。

また、構成の組み換えはすべてWeb上で変更できるので、無駄な時間的・金銭的コストはかかりません。

一度に多額の費用がかかるテレビCMや、一度印刷してしまったらやり直しのきかないチラシやDMなどと比較すると、ランディングページは何度も検証と改善を繰り返していける媒体であると言えます。

メリット2 チラシやDM、看板などの紙媒体とは異なり、スペースの制限がない

ランディングページは、もちろんパソコンやスマホの画面の大きさに合わせて作成する必要がありますが、基本的に掲載する情報量の制限はありません。

スペースの制限がないので、キャッチコピーの量を調節したり、写真や画像の数や大きさに関しても調整する必要がありません。

また、いくらスペースを増やしたとしても、それに応じてコストが上がっていくということはありません。(※制作費は増える場合もありますが、掲載場所を獲得したり、スペースを広げたりするためのお金はかからないという意味です)

これは紙媒体のチラシや新聞広告などと比較すると実に画期的なメリットです。

メリット3  売る側が、買い手の情報接触順序をコントロールできる

ランディングページは、基本的に縦長のページのため、ユーザーは上方向から下方向にスクロールしていくことで、商品やサービスに関する情報を取得していきます。

これは要するに、こちら側でユーザーがどのような順序で情報に接触するのかをコントロールすることができるということです。

例えば、美容品をランディングページで販売する場合、最初にお客様の声を見せるのか、それとも実際に試してみた結果のビジュアル情報を見せるのか、その順番をこちら側で意図的に入れ替えることができます。

A/Bテストを行いながら、情報接触順序を入れ替えるテストを通じて、よりコンバージョンが多く発生するランディングページへと改善していくことが可能です。

メリット4 他の広告と違って、データ集計・分析がネット上で自動化できる

他の一般広告(テレビCMや新聞・雑誌広告etc.)では、広告の効果測定を正確に行うことは非常に困難です。基本的にどこで誰がその広告を見て、購入までたどり着いたのかを完全に知ることはできません。

ですが、ランディングページとセットで使用するリスティング広告であれば、データの収集や解析はGoolgeやYahoo!のシステム上で行うことができて、さらに成果レポートもボタンをクリックすればすぐに入手することができます。

データの収集や解析を自動かつ短時間で行うことができるため、売る側はその結果を受けて次の打ち手を考えることに集中することができます。

メリット5  掲載される媒体によって、印象のバイアスがかからない

ランディングページを使用したリスティング広告は、検索キーワードと連動して表示される広告のため、ユーザーの広告に対する第一印象が、他の広告媒体と比べて印象がフラットであることも大きなメリットです。

例えば、新聞広告を見た時に、一番目立つのはスペースを大きく占有している広告で、小さな広告というのは注意して読み込まなければ、あまり目に入ってきません。

それによって、見る側にとっては

・広告スペースが大きい=売れ筋・人気・支持されている・流行っている
・広告スペースが小さい=ニッチな商品・マニアックな商品・地味な商品

などの先入観(バイアス)が自然と生まれてしまい、広告をフラットな視点で見ることができなくなってしまいます。

これに対して、例えばリスティング広告の場合は、大企業でも中小企業でも広告を掲載するスペースに大きな違いはないため、ユーザーに先入観のないフラットな視点で広告を見てもらうことが可能になります。

メリット6 ユーザー周辺のセグメントデータを入手することができる

ランディングページを運用することで、買い手がページ上で入力した情報だけではなくて、そのユーザーの行動パターンやアクセスしている地域、ページを見ている時間帯などといった副次的な情報(セグメントデータ)を獲得することができます

これはリターゲティング広告など、一度は購入しなかったユーザーに再度セールスをかける場合にも非常に有効なデータとなります。

いずれにせよ、他の一般広告では実現することのできない方法です。

ランディングページの命の源は、「コンバージョン」

以上、この記事では、ランディングページのメリットについて改めて解説をしてきました。

ランディングページには広告媒体としての様々なメリットがあり、大企業でも中小企業でも、個人レベルでも使いこなすことができればビジネスにおいて絶大な武器となります。

ただ、そんな強力な武器であるランディングページも、コンバージョンという明確な目的がきちんと設定されていなければ、まるで弾丸の入っていない拳銃をもって戦いに出るような無謀な状況になってしまいます。

ついうっかりランディングページの細かなデザイン面や、広告の詳細な設定などの手段に気を取られてしまい、コンバージョンを獲得するという最大の目的を見失わないように注意していきましょう。

本日のまとめ

というわけで、本日の話も1枚のカードにまとめました。

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