#11 【1日10分で学ぶLP制作の基礎知識】ランディングページデザインを考える前に押さえるべき3つの大前提
そもそもランディングページにデザインは必要なのか?
「文章が秀逸であれば商品は売れるのだから、ランディングページにデザインなんて必要ない」
日々ランディングページ制作に携わっていると、このような声をしばしば聞くことがあります。
デザイナーからしたら「まさか」と思いますが、このように感じている販売者は一定数以上いるようです。
たしかに、究極的にはイメージ画像など使わずに、文字だけで商材が販売できれば御の字でしょう。それができれば何の苦労もいりません。わざわざ見かけのデザインのために無駄なお金を払う必要もありません。
しかし、今の時代、デザインが全く施されていないランディングページで、商品やサービスを継続的に販売し続けるということは非常に困難といえます。
たしかに、10年以上前であれば、多少ページのデザインが悪くても、お客さんが本当にその商品が欲しければ必死になって情報を探し出して、購入までたどり着いていたでしょう。
ただ、今の時代、これだけ情報が増え、スマホを使って気軽に商品を探して購入できるようになったことで、人々の中には「ページのデザインがよければ、商品のクオリティもいい」という思考回路が自然と出来上がりつつあります。
逆に、「ページのデザインが悪いなら、商品も悪いのではないか・・・」と感じられてしまうかもしれません。
要するに、もはやデザインなしのランディングページでは、長期的に戦うことができなくなっている時代なのです。
そこで、今回の記事では、なぜそもそもランディングページにはデザインが必要なのか、その大前提について改めて振り返ってみることにします。
【LPデザインが必要な理由その1】 情報量が多いため、デザインで理解しやすくする必要があるため
ランディングページは、ダイレクト広告と呼ばれる、インターネット上で顧客に直接販売をする形式で使用されるため、そこに含まれる情報量(文字・画像)は基本的に多くなります。
ランディングページでは、商品の第一印象を読者に与えた上で、ブランディングやオファーも行わなければいけないのも、最終的なアウトプット量が多くなる理由のひとつです。
そのため、デザインを施していない生の情報だけが掲載されたランディングページをそのままお客さんに見せてしまうと、ただの文字の羅列だらけで商材の魅力を何も感じさせることができません。
だからこそ、デザインの基本ルールに基づいて、情報を伝わりやすくレイアウトし、さらに色や画像などを用いることで、誰が見ても理解できるようなページに工夫する必要があります。
ちなみに、ダイレクト広告は、従来DMやFAXなど通信販売などで用いられており、そこではチラシなど紙媒体にデザインを施すことがほとんどでした。
紙媒体なので、デザイン上の制約が多く、見た目の綺麗さよりもどれだけ文字情報(コピーライティング)が優れているのかが、成功のポイントになっていました。
ですが、今の時代は、検索キーワードに応じて、そのユーザーに合わせて広告が表示することができ、予算に応じて好きな分だけ情報を掲載することができますし、ページの情報量によって値段は変わりません。
また、どれだけ鮮やかなページを作ったとしても、印刷代などのコストもいちいちかかりません。
よって、紙媒体しかなかった時代の固定観念をそのまま持ち続けて、今でも「文字だけで売れる」など言っているのはもはや時代錯誤と言えるでしょう。
文字だけではなく、デザインも駆使して徹底的に差別化しなければいけない時代になっているのです。
【LPデザインが必要な理由その2】 自分が扱っている商材の価値を正当に評価してもらうため
ランディングページのデザインを適当に済ませてしまうということは、自分の販売(オファー)している商品を正当に主張できる権利を放棄していることと同じです。
繰り返しになりますが、iPhoneに代表されるように、すでに消費者には「いい商品は、デザインもいい」という認識が一般的になっています。
逆に言えば、「デザインが悪いと、商品もダメだ」という時代になっているということです。
そのため、もしデザインが汚いランディングページをお客さんに見せてしまうと、「古臭いなあ・・・」とか、「ページが適当だから、仕事も適当なのか?」と思われてしまい、そのページから成約が発生する可能性はほぼなくなってしまいます。
本当に良質なサービスをもっているのに、ページが適当だからという理由でお客さんが去っていってしまうのは、とてももったいないことであり、避けるべきことです。
これからの時代は、自社の商品・サービスに見合ったデザインを用意することで、お客さんに自分たちの仕事内容を正当に評価してもらうことを強く意識していくべきです。
【LPデザインが必要な理由その3】 より短時間で効果的に商材に関する記憶と印象を残してもらうため
「人間の集中力は、すでに金魚よりも短くなっている」と言われています。
そのぐらい、現代人には目の前の物事に集中する力がなく、興味・関心が絶え間なく移り変わっていく傾向にあります。
その状況はおそらく今後もずっと続いていくでしょうから、人々はますます購買という行動に対して、真剣に合理的に思考することをせずに、パッとひと目見た時の印象や雰囲気で購入を決断することが多くなります。
要するに、購入者が商品の情報と向き合う時間が限りなく少なくなっているので、販売者側としてはその短い時間の中でも、しっかりと記憶に残してもらえるようなデザインが必要となります。
もし、テキスト文字だけの殺風景な印象で、作りかけのようにも見えるサイトを見せても、なかなか興味をもってもらえないからです。
身の回りの情報量が増え、情報伝達のスピードが早くなっている時代において、より非言語コミュニケーションや、右脳的なメッセージの重要性は高まっているといえます。
「どこにでもありそうな、ありきたりの商品やサービスではなく、悩みや欲求を抱えているあなたのために作った商品です」とユーザーにアピールするために、すでにデザインは欠かせないものとなっています。
文章だけではすでに差別化できず、効果的なデザインが求められる時代
文字情報だけで商品を沢山販売することができれば、たしかにそれで万事オッケーかもしれません。もし未だに誰も開拓していないような市場が見つかったのであれば、別に綺麗なデザインも見栄えのよい写真も必要ないでしょう。
ですが、現代のように、どんな業界業種にも競合他社がひしめき合っている中で、いかにお客さんから選ばれる存在となるのか、その鍵はすでにデザインが握っているといっても過言ではありません。
デザインをマーケティングにおけるひとつの戦略として機能的に組み込んでいこうとする取り組みは、まだ広告予算を多数確保することのできる大手企業が中心となって動いています。
しかし、「デザインは多少素人臭くても、結局商品力があれば売れるんだから、それでいい」と中小企業が匙を投げたり、適当な対策をしているようでは、どんどん競合他社との差が広がっていく一方です。
デザインは、決してセンスや感覚の世界ではなく、論理的にポイントを押さえれば誰でも習得できるスキルです。その基本をしっかり押さえて、ぜひ販売戦略にデザインの力を組み込んでいく努力をしましょう。
本日のまとめ
というわけで、本日の話を1枚のカードにまとめました。
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