#8 【1日10分で学ぶLP制作の基礎知識】LPO=ランディングページ最適化の基礎知識
LPOとは何か?
LPOとは、Landing Page Optimization=ランディングページ最適化の略称です。
LPOは、検索エンジンなどから流入したユーザーが一番に見るランディングページの成約率を上げるために、各ユーザーに合わせてページを最適化するマーケティング手法のひとつです。
LPOの最大の目的は、コンバージョン率の向上です。
このコンバージョン率の事を、専門用語でCVR(コンバージョンレート=成約率)と言います。
よって、LPOといえば、このコンバージョンレートをいかに向上していくのかについて考えることになります。
より少ない広告費でも成約のとれるLPとは何か? それをあらゆる調査やデータを元に、突き詰めていく過程がLPOです。
LPOの歴史
LPOという言葉は、意外にも昔から存在します。
インターネットの生まれたアメリカでは、すでに1996年にはLPOという概念が存在しました。
そのLPOという概念が大きく世の中に知らされることになった出来事として、2005年にイタリアにて開催されたSES(Search Engine Strategies)というカンファレンスがありました。
この会議によって、インターネットにおけるLPOの重要性が認知されたのです。
LPOが発展した時代背景
LPOが企業の間で支持されるようになった時代背景には、以下の3つのものがありました。
(1)インターネット上で、全ての広告効果をデータ化(数値化)可能になった。
(2)インターネット広告の価格が、参入者の増加とともに高騰したため、1クリックでより費用対効果の高い広告が必要になった。
(3)インターネットが全世代に使用されるようになったため、各ターゲットに合わせた効果の高い広告が必要になった。
要するに、テレビや雑誌などの広告とは異なり、インターネットの世界では全てを数字にすることができます。広告の効果を、データという形で可視化することができるのです。
インターネットが世の中に現れた頃、そこに目をつけた一部の企業は次々と広告費を投入して利益を確保していました。
ですが、インターネットで活動する企業が少なかった時代は少ない広告費でも結果を残すことができましたが、次第にライバルが多くなってくると1クリック当たりの広告費が高騰してきます。
とくにリスティング広告(検索連動広告)においては、キーワードによってオークション形式で価格が決まるため、いくら広告費をつぎ込んでも肝心のLPの質が低ければ、お金の垂れ流しという状態に陥ります。
そこで企業は広告費により多くのお金をつぎ込むのではなくて、ユーザーが流入してきたLPでいかに成約を取っていくのかについて考えるようになります。
よって、「1回の広告表示当たりの効果を最大限に高めよう」という方針の元、LPOという概念が発展することになるのです。
LPOの研究方法について
LPOは、主に以下の2つの方法で研究が重ねられてきました。
1.A/Bテスト
2.ターゲティングセグメント
この2つの手法を中心に、インターネット広告の費用対効果を高める研究が重ねられています。
1.A/Bテスト
A/Bテストというのは、同じビジネスで異なる2つの広告を用意して、どちらがより効果が高い広告なのかを調査し、数値化する手法です。
ユーザーによって表示する広告を変えることにより、どちらがより反応のよいページなのかを調べていくのです。
これは、従来の広告(テレビ・ラジオ・雑誌)などでは不可能な方法であり、まさにインターネットならではの画期的な研究方法でした。
インターネットを使うことで、ヘッダー画像を2種類用意する。レイアウトを2種類用意する。使うコピーを変えてみるなど、差し替えの費用をそこまで気にせずに様々な比較研究が可能になったのです。
2.ターゲティングセグメント
ターゲティングセグメントとは、各ユーザーのニーズや性質に合わせて表示するLPや広告文、バナーを変えるなど、細かな配信設定を通じて成約率を高める手法です。
例えば、「整体 腰痛」と調べた人と、「整体 肩こり」で調べた人では、カテゴリーは違っても求める結果が異なってきます。
インターネット広告ではこういった細かなニーズに対応できるようになったため、LPOもその利点を活かして発展を続けてきました。
LPOの本質を見失わずにランディングページを運用する
より少ない費用で、コンバージョンを獲得していくために改善を重ねていく作業のことを、LPOといいました。
ですが、LPOを追求しようとすればするほど、全体に大きな影響がないにも関わらず、デザインの些末な変更や細かな文言にひたすらこだわってしまうこともあります。
LPOを突き詰めていると、このようにいつのまにか木を見て森を見ずというような状態になりがちですが、何度も言うとおりLPOの最大の目的は、「無駄な広告費を抑えて、より多くのコンバージョン」を獲得していくことです。
ランディングページの改善や、デザインの修正が、どれだけその目標に向かって進んでいるのかを常に客観的に意識して取り組むことが大切です。
本日のまとめ
というわけで、本日の話を1枚のカードにまとめました。
ランディングページ制作をより深く学びたいあなたへ
★無料配布している電子書籍
コネも人脈も実績もスキルも完全にゼロの状態からどのように年間100件&月商100万を安定的に維持できるWebデザイナーになるのかについて、必要な知識やスキルに加えて、私が辿ってきた具体的なプロセスと共に、約5万字の分量を費やして、徹底的に解説することに努めました。
片岡がどのような人間なのか知りたい方は、まずこのコンテンツからお読みいただければと思っています。
★片岡が運営するLP制作講座
・合計6時間半に及ぶランディングページ制作学習動画
・段階的・計画的に学習できる1ヵ月配信ステップメール
・自分のペースで学べる参加者限定サイト
・すぐに形にできるWordPressLPテンプレート
・参加者限定Facebookグループ
・講座受講者のみ参加できるオプション勉強会への無料参加権
・特典のセミナー映像30時間以上
といったコンテンツを収録している片岡LP作成メソッドの集大成です。
すでに250名以上が参加しており、この講座をきっかけにLP制作を自分の武器とすることができた参加者の方が数多くいます。
興味がありましたらぜひ募集ページだけでもご覧ください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?