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組み分け帽子を被ったら、どこに入れられるんだろう

  私は確実にスリザリンだ。自信がある。性根が腐った私にとって地下にあるスリザリンの談話室の薄暗い空気はとても心地良いはずだから、一生そこに巣食って、ぐだぐだとした文章を書いていることだろう。魔法薬学ではスネイプのお気に入りになるべくわざとらしい優等生アピールをし、できるだけグリフィンドールの陽キャをこそこそ避けて学生生活を送るはずだ。


  ハリー・ポッターの物語の組み分けは気になることがいろいろある。まず、組み分け帽子によって全部決まっているから、寮の人数がものすごく偏る年とか出てこないのだろうか…?4つの組しかないとしたらなんとなく余ったやつをハッフルパフにでも入れとけ、となる可能性だってあるはずだ。その結果19xx年のホグワーツの新入生は9割がハッフルパフ生だ、とかいう年だってあってもおかしくないはずである。


  また4作目の「炎のゴブレット」では他の魔法学校の存在が示されていたけれど、他の魔法学校にも組み分け帽子はあるのだろうか…?組み分け帽子というものがホグワーツ独自の制度だとしたら、他の学校は組とかいう概念がそもそも無い可能性もないだろうか…?フィクションに対して重箱の隅をつつくようなことを言うのは野暮だけれど、それでも気になることは尽きない。


  わたしは魔法世界に対する憧れが人一倍強いので、もしハリーポッターの世界に飛ばされたら喜んでスリザリン生になることだろう。そして闇の魔術を極めた結果ヴォルデモートの側近の地位にまで登り詰め、なんやかやあってハリー達から敗走する未来までがありありと見える。


  私は根本的な部分でハリー•ポッターの話が好きなのである。だから時々こういうことを考えて時間を過ごす。ハリーポッターの世界では、自分で自分のことを深掘りせずとも便利な魔法アイテムが自分のことを教えてくれるのである。こんな便利な世界に行ってみたいものだ。そうすれば私は生き方に迷ったりもせず、大体何も考えずにフラフラしていられるというのに。

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生活費の足しにさせていただきます。 サポートしていただいたご恩は忘れませんので、そのうちあなたのお家をトントンとし、着物を織らせていただけませんでしょうかという者がいればそれは私です。