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婦人狩り、その男こそガルデモンド
第五次世界大戦後、条約通り神通力を持った「婦人」を冠する者達によって世界は四分割された。
北の城を支配するは「暴力婦人」。彼女が率いる「肋骨ヘシ折りサークル」は世界最強の軍と言われて久しい。
南の海を統治するは「錨婦人」。海運で儲ける傍ら半魚人を奴隷として売りさばく。
東の空に届かんばかりの巨大な門の裏には「舞踏婦人」の理想郷「能zone」が栄える。
西の火山に巣食う「苗床婦人」は苗床であり自己の再生産に勤しんでいた。
そしてどこにも属さないこの場所──緩衝地帯では四婦人の尖兵達が我が領土にせんと争いが続く。
「キロロロロロロ!」
アーマード半魚人の酸液!苗床ファランクスが融解!だがサークル副部長、ザムザの槍が半魚人の頭を貫く!後ろから斬りかかる般若武者!溶けた槍を捨て、腰のサーベルで応戦!大太刀の斬り上げを凌ぎきれない!サーベルが宙を舞う。ここまでか、ザムザは覚悟する……しかし倒れたのは般若武者だった。
(続く)
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