【日本代表男子バスケ】1ヶ月程度の参加でホーバスバスケを攻守で体現できるプレイヤーではない

「戦術を理解し実行できなければ八村でもポジションは無いよ」
ホーバスは言った

八村塁、彼は救世主ではない

ただでさえ攻守に約束事が多いホーバスバスケにおいて、1ヶ月程度の参加で八村がそれを実行できるバスケIQを持っているとは思えない
それはLALの試合を真面目に見ていれば解ること

そして八村のフィジカルは日本人が思っている以上に実は無い
NBAでも同サイズに負けることが少なくない
ポジショニングが下手なのでリバウンドも取れない
だが稀に相手を抑え飛ばせないことで味方のリバウンドをアシストすることがある
稀に

八村の一番の問題は脳と身体の俊敏性の無さにある
ただでさえ頭の回転が鈍いのに、身体の反応も鈍いので、特に遅く感じる

ホーバスバスケの根幹は守備
ここにヘルプ&カバー、トラップ等、ベンチから指示される様々な守備戦術に瞬時に対応しなければ、ただでさえフィジカルで劣る日本に勝機は無い
八村はこれができない、LALの試合を見てたら理解できる

そして攻撃では5アウトに近い形からP&R等を駆使し、小さい選手を使ってかき回して「高確率の3P」に繋げる
あくまで5人が絡んで攻撃をする、アイソレーションではない

八村はスクリーンが下手だ、スクリーン役にできない
IQが足りず俊敏性も無いので連携ができない
相手を圧倒するようなアイソレーションスキルを持っていない
一番活きるのはLALのような使い方
常に反対サイドで準備し、攻撃をお膳立てされること

パスも下手なので中継役にもなれない
ボールを貰っても判断ができず捌けず、時間が無くなり強引な1対1を仕掛けてターンオーバーから速攻を喰らう姿が容易に想像できる

実はホーバスバスケと一番相性が悪いのが八村塁だったりする

しかし使わざるを得ない
「戦術を理解し実行できなければ八村でもポジションは無いよ」
パリ五輪出場確定後、ホーバスは自信を持って言った、本音だった
何故かマスゴミに叩かれ謝罪するハメになった

男子バスケのパリ五輪の未来はここで確定した


パリ五輪に出場する日本代表男子バスケ。最近あまりにもマスゴミやSNSによる煽りが酷いので(日本のバスケ、プロリーグに深く関わっているソフバンのキャンペーン)、冷静な記事が必要なのと、自戒、メモを残しておく必要があった

私はマスゴミの煽りが大嫌いだ
実力不足を気付かせないよう、高揚感、感情で脳を冷静に使わせないようにする日本のマーケティングが大嫌いだ

この煽り方は一昔前の日本代表男子フットボールとそっくりだ
そして結果はご存知の通り
代表男子フットボールが結果を残すのは異様に見える煽りが少なくなってからだ

パリ五輪出場、日本代表男子バスケがホームで成し遂げたことは素晴らしいが、ハッキリしているのは五輪ではグループリーグ3連敗が確実だということ

これが現実

フィンランドに勝った、ベネズエラに勝った、カーボベルデに勝った

これは相手の自滅もあり、そして後半に息切れした結果。彼等にとってはアウェーであり後半に失速するのは当然のこと
第三国開催なら対戦チームすべてが同じ条件だが、残念ながら彼等はホームチームと戦ってしまった。
それらは割り引いて考える必要がある

バスケW杯での結果をパリ五輪にそのまま当て嵌めるのは無理だ

特に負けた相手、ドイツやオーストラリアとの戦いを見なければならない
この2チームと同等以上の実力を持っているのがフランスであり、そして今度は日本がホームチームと戦わなければならない

ドイツ戦、オーストラリア戦はよく似ている
選手個々の実力差、フィジカル差、戦術理解度、実行力の差がハッキリしていて、常に相手に主導権を握られ、20点差というセーフティなリードを取ったところから明らかに試合の強度を下げ、セカンドユニット中心の試合をし、常に20点差を拡げすぎないよう、だがそれ以上にその差を縮めないようホームチームに気を使いながら余裕で勝った

自分はその実力差に絶望していた

試合後に信じられないのが、渡邊雄太が「後半は喰らい付いて離されなかった」とコメントしたこと。おそらくは理解していてチームを励ます意味でもこういった発言をしたと思うのだが(だからこそ彼は真のリーダーだ)、相手の戦う強度やメンバーの質が明らかに下がったことについては何一つ言及しなかった。またマスゴミも質問しなかった。

みな知っていたのだ、知っていて誰も言わなかったのだ

だからこそ男子バスケのメンバーは現実を見過ぎることなく、気落ちすること無く戦えた

残念ながらパリ五輪はアウェーであり、特A級の公式戦であり、どのチームもインテンシティがまるで違う
ホームのフランスは本気でくる、ドイツはW杯で見せた実力差を再び叩きつけに来る、ブラジルはその高さと長さと速さはベネズエラの比ではない。

現実を受け入れる準備はしておかなければならない

日本は同じ事を繰り返す
フットボールはプロ化から20年以上経ってやっと海外の一流クラブに選手を送り込めるようになった
指導者の質の入れ替えに20年かかったのだ
バスケは今から変えればその20年を15年、いや10年に縮められると思うが、おそらくは同じ時間がかかる

一番の問題はサイズ
フットボールにおいてサイズの差は日本にそこまでハンデにはならなかった
だがバスケでは違う
20年経っても欧州のトップクラブやNBL、NBAに安定して選手を送り込めるようになっているとは思えない
最悪のはBプレミアというリーグ。つまり海外に行かなくても日本の一流選手は日本でバスケをしていればそれなりに飯が喰えるという環境が出来てしまう。

これでは人は育たない
中共を見ろ
あれほどの人口と人材を揃えているのに国内リーグに縛り付けた結果、アジアで圧倒的だった彼等は今どうなっている?

Bプレミアでリーグは栄えるだろう、運営のソフバンの懐は潤う
だが日本人選手が育つのか?
リーグとして圧倒的な収入を得るイングランドのプレミアリーグで、自国のイングランドの選手はどのレベルでどれだけ存在する?
そのイングランドは近代のW杯を制覇したか?
ユーロで圧倒しているか?
今のマンチェスターシティのバリバリのレギュラーにイングランドの選手は何人存在する?

いくらでも懸念が出てくる


私はこう見えて楽観主義者だ
時間は掛かるが、そのうちどうにかなる、と何事にもいつも思っている
私は自分のコントロール外の事については何も期待しない


おそらくは富樫勇樹、渡邊雄太、高田真紀の3人が日本バスケ協会の幹部になり、八村がNBAで稼いだ金でリタイヤ人生を謳歌している頃、日本のバスケはやっと変革、改善の兆しが見えている頃だろう

日本のバスケが本格的に変わるのはあと10年くらい経った頃から

それまで期待せず、日本のバスケを応援していこうと思う

以上

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