文字の雨
時々、美術館のお手伝いをしています。
その中で、書の展示を目にすることがあります。
でも、書の展示は達筆すぎて何が書いてあるのかがわからないことがほとんでです。
まあ、わからないなりではありますが、人の書く文字がとても好きなので、書いてあることが読めなくても、額装の雰囲気とか全体の色合いとか墨の色とか文字のかたちなどでなんとなく好きなもの…といいますか、何度も眺めているものがあったりします。
書かれているものは漢字だったり、かなだったり、文字のスタイルもいろいろですし、一文字だったり万葉の歌だったり、漢詩だったり、さまざまです。
展示の方式で題名や書いた方のお名前(画号)などのキャプションの他に釈文という書いてあることの説明文のようなものがついていることがあります。
最近の展示で、釈文や書いた方の想いなども作品と一緒に掲示されているものを見ました。
それを読んでいて、急に漢詩や論語に興味が湧きました。
作品の内容に心が動いた瞬間でした。
知りたい欲がムクムクと湧いてきて、まずは杜甫と論語の本を書いました。
素敵だなぁと思った作品は、「春夜喜雨」という杜甫の詩でした。
覚書として、その詩の訳文を本から書き写して、記しておきます。
そして、手にしたこの本がとても良かったです。
黒川洋一さんの解説がとてもわかりやすいし、漢詩にどんどん興味が湧いてきている今日この頃です。
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