囁き、流し込まれる嘘の生産性(2024/08/10日記)
▲先日、初めて音声作品を買ったんだ。私はこれまでYoutubeのASMR配信しか聞いてこなかったんだけど、ブルアカの公式ASMRが以前から評判が良くそれが気になっていたのと、他にも幾つか気になる音声作品があったので今回初めて商品としての音声作品を購入するにいたった。思い立った時に行動しないと、いつか日々の生活から何も得られない退廃的な人間になってしまうんじゃないかという強迫観念が私には常に付き纏っている。
▲今回の作品購入に際して初めてDLsite使ったんだけど、一瞬で購入できすぎてすごい。初めてKindleに触れたときにも思ったけど、あまりにも便利すぎる世の中かもしれない。私も一応デジタル世代のハズなんだけどな…こんなので未だに驚いているの、現代に順応しきれていない悲しい生き物だ。それにしてもDLsiteのアプリ、評価低くて怖いな…こういう企業公式のアプリって評価が低いことが多いイメージがある、なぜなのか。とりあえず今のところは使用感に不満はない。
▲ブルアカASMR、よかったな… 商業ASMR全体に言えることなのかもしれないが、まず質感がすごい。語彙がカスなんだけど、本当にすごいんだって。まじで耳元にいるように錯覚する。あとシナリオがいいですね…シチュエーションって本当に大事なんだなって。音声のリアルさも含めて情景が目に浮かぶ。
▲もう一つ、「嘘のダウナー系お姉さんに毎日カスの嘘を流し込まれる音声」も購入した。以前Twitter(えっくす)で話題になったのを見てからずっと気になってて。
▲この作品、お姉さんが流し込んでくる嘘のクオリティとテンポが程よい。虚構新聞などに見るちょうど楽しめるラインの嘘がとめどなく流し込まれるのだが、眠い時など判断が鈍っている時に聞くと思わず信じ込みそうな絶妙なクオリティを保っている。そしてそんな嘘が淡々とただ「流し込まれる」。
ユーモア・テンポ共にとんでもないバランス感覚のもと成り立っているな。こういう嘘を即興でつけるほどの雑談力を私も身につけたいな。
▲ASMRを聞いて改めて声優さんって本当にすごいなと思う。どんなシチュエーションでも完壁にこなし、音声だけで情景を想起させるほどの技量。何より一切の照れを見せないのが凄いな…と個人的に思っている。これ個室カラオケとかじゃなくて周りに人がいる環境で収録してるんでしょ?すごくない…?プロ意識ってこういうことなんだろうなと思う。本当に尊敬する。私だったらちょっと照れが入って収録中に「えへへ…」とか言ってしまいそう。言うね。
▲ASMR、私の好みとかなり合うことに気づけた。そもそも手元で作業する機会が多く、その間によく実況動画や配信を聞いている私の生活スタイルとの相性がいい。今後もいろんな分野の音声作品を買っていきたいな。これも小さな自分探しのようでたのしい。
▲最近フライパンの蓋を買った。今まで四角い卵焼き用フライパンを単体で使っていたんだけど、目玉焼きが作りたくて買うことにした。サイズを見ずに適当に買ったけど、持っているフライパンと互換性があってよかった。
▲こういう生活の質を少し上げる雑貨を購入すると、これらの出費がなんだかとても健全なものであるかような気分になる。趣味や娯楽のような満足こそするけどほんのり「お金使っちゃったね…」という哀愁を感じさせる出費とは違って、確実に実生活を豊かにするという点でわかりやすく潰しが効いている感じがあるからかな。
▲友人の執筆したインターネット小説(今度書籍化されるらしい)のプロットを全て読ませてもらった。総数10万字、PDFデータにして230頁超の文量。空き時間に読んでは感想を送り続けていたんだけど、なんだかんだ読み切るのに数週間かかっちゃった…私ってこんなに本読むスピード遅かったかな。
▲10万字の物語を書く、その労力って全然想像できない。もしかしたら作家にとっては文を綴ることは労力ではないのかもしれないけど、でもどれだけ好きなことだってやはり労力を消費しているのに違いないのだと思う。仮にどれだけゲームが好きでも、イラスト制作が好きでも、それを極めるのには多かれ少なかれ労力を要するはずなのだ。そしてその大変さはやはり想像が及ばない。
▲あとそれほどの文字が一つの物語を構成しているという事実もすごいなと思う。ある程度物語の方向性やキャラクター性を考えながらストーリーを組み立て、繊細に描写していく。こんな思ったことを適当に羅列しているだけの訳わからん日記とは話が違う。きっと小説家というのはなろうと思ってなれるものではないのだろうな。私も生産性のあることしたいなあ。
▲私が最初に読んだ小説はなんだったっけとふと思い返してみた。記憶の限りではたしか「デルトラ・クエスト」か早川いくを氏の「へんないきもの三千里」だったかなと思う。当時は小学生低学年とかだったと思うけど、やんわりながら今でも内容を覚えている。思い返して気づいたけど、そういえばあの時から本を読むスピードは遅かった。
▲月ノ美兎さんの動画「カチカチ山とかいう和製サウスパーク、いつからぬるくなったのか」を見た。
▲すごいな…めちゃくちゃしっかり研究している。しっかりデータを取ったうえで独自の考察、所感も交えている。こんなのもう大学の卒論じゃんね。こんなに感銘を受けたのは以前オモコロかなにかで機関車トーマスの全ての映像記録を視聴してどのような事故が最も多いのかを統計分析した記事を見た以来かもしれない。あの記事もすごかったな…
▲月ノ美兎さんの動画で特にすごいなぁと思うのは、「自分もやってみたいな」と思わせる力があるところだ。ゆるキャンとかキャブヘイさんの動画にも当てはまると思うんだけど、投稿者が率先して楽しみ方を示している作品には自分もやってみたいと思わせる魅力がある。こういう作品を作れるようになりたいなあ…
▲こういう動画を見てすぐに影響を受けるあたりに関してわたし自身、わたしのことをかなりミーハーだなと思っている。でもなにかに影響を受けて、それを取り込みながら自己を形成するのって別にそんなに悪くないことではないとも思う。まあ自分のキャリア形成としては些か受動的だとは思うけどね。
▲そういえば今日も今日とてファミレスにいる。何なら真昼から深夜までいる。一日中ファミレスにいる機会ってないなと思ったので、今回は長期滞在してみたんだけど、すごく居心地がいい。ただ昼ごはんと晩ごはんをファミレスで食べると出費が嵩むのでなんとかしたいな。とはいえドリンクバーだけで半日粘ることはなんとなくしたくない(居座る際にはその時間に見合った対価を支払いたい)という思想もあるので、そこのバランスも考えないとな…
▲夜22時だというのに急に混んできたね、明日平日だと思うんだけど…深夜ファミレスの享受には意外と需要があるらしい。