見出し画像

『仕事』を△で説明しとく?

Season 3 Episode 5
『仕事』を△で説明する試み!

△とは
△=自己複製子+階層構造+回路(流れ)
△ は内と外を区別する(New❗)
△ の特技は「内部化」

現代社会において「仕事」は単なる生計の手段ではなく、自己実現や価値の基準にまで広がっている。この状況を△を用いて説明してみる。


❶「仕事」の歴史と△

「仕事」は歴史を通じて、段階的に変化してきた。
「仕事」は人間社会△を動かす力の「流れ」に当たる。

生産業→製造業→サービス業
仕事は本来、生き延びるための手段であり、「生産」活動が中心だった。
産業革命以降「製造・加工」が増え、「サービス」メインにシフトした。
さらに、現代では「イノベーション」が重視されるようになり、技術やアイデアが主な資源として求められる時代が来てる。

仕事は
環境△→集団→△個人△
の順で、形式を変えていった(進化した)とも言える。
つまり、

環境△→仕事は単純に環境に適応して生き残ること(生産)
集団△→仕事は組織の中で役割を果たすこと(製造、加工、サービス)
個人△→仕事は自己実現(イノベーション、オリジナリティ)

この変化が、私たちが今感じる「仕事」に対する価値観に深く影響を与えている。

❷サービス業から始まった「内部化」

仕事と「自分」の合体
サービス業では、それまでわりとどーでもよかった「意欲がある」とか「愛想がいい」とか「優しく接する」などの人の内面、つまり「人格」や「感情」に価値があるとされる環境に変化した。これにより、仕事が個人△に深く根ざすことになった。

例えば
・接客業は自分の「笑顔」や「愛想」を商品として提供している。昔のマクドナルドの「スマイル0円」は、この意味でかなり露骨。
・雇用条件も「あなたはやる気があって良い性格を持っているから雇います」になっちゃう。

このように仕事の内容が個人△に深く「内面化」していくと切り離せなくなり、「ほぼ仕事しかないな」という感覚がうまれ、「人間は仕事ができるから価値がある」とゆー集団△心理が強まり、「仕事そのものが人生の中心」という社会的雰囲気=環境△になってしまう。

例)
・「私は○○社の〇〇です」という自己紹介は、その人の属性や能力、社会的地位などを表すミーム(自己複製子)として機能し、人の「認識回路」に影響を与える。
・「将来の夢はなに?」という質問に子供が「職業名」を言うことが多い。

当事者意識とか自己実現とかいうもの
さらに経営側は、「やり甲斐」とか「当事者意識」とかいうミームを創り出し、労働者を主体性を持たせる方法を発明。さらに「仕事は自己実現の場だ」とかちょっと何言ってるかわからない(CNW)ことを言い始めている。

こうなると、風邪でしょうがなく休むのにも罪悪感を感じて謝ったり、何もしていない時間を過ごすことを無価値だと感じるという人も増える。
「仕事をしてないと自分には価値がない」という無意識のプレッシャーは、内部化が進みすぎていて、もはや自分を勝手に改造だ。

こうして、「仕事と幸せが結びついている」という考え方が定着した。

❸「意識的な進化」への衝動が原因?

でもよく考えたら、そもそも論になるけど、この「仕事」中心の世界観を生んだ根本的な原因は人類が持つ「意識的に進化しよう」という衝動にあるんじゃないか。つまり「頑張る」のは生得的な本能という説。

ダーウィン的進化論では、進化は環境に適応した結果として起こる自然のプロセスだけど、「リアルタイムに環境に適応しちゃえばいんじゃね?」というのが脳のコンセプトで、それが自然選択で選ばれ残った結果だ。

進化を「目的化」して、自ら競争し、成果を出すことに意味を見出そうとすることが、現代の仕事観に反映されている。人類に「仕事」を過剰に重視させ、最終的に「仕事こそが人生の意味そのものだ」という価値観を作り上げた。

この価値観が「民主化」され、下々まで行き渡ったのが現代社会。
▶「頑張る」のは本能 →頑張ることが許された →じゃあ頑張ろうか
になる。
むしろ「上の人」はもう、「あそんで」いるかもしれないのに。

対策としては、この△進化の仕組みをちゃんと「意識化」して、沼らないよう気をつけるくらいしかないかも。(; ꏿ_ꏿ)

まとめ

仕事も競争も協力も進歩も資本主義も現時点では素晴らしいもの。

「でも、やらない」 は言えるべき。

↓ 📖参考ぽん 面白いよ!