猫娘曰く、4月13日

2024/04/12

はおはお。

 手に握るハンドルは、テールランプの波の一部と化し家路へ着いた。そそくさと荷物を置いて自室に行く。

 疲れないためにとゲル素材ハニカム構造でできた座布団の置かれたチェアに深く腰掛けて大きく一息。
 力が抜けていき、感じるのは頭にある意識と胸のあたりにある塊の感覚だけ。疲れているのかな。

 腰掛けながらスマートフォンで残した雑務をこなす。めんどくさい。

 部屋には掛け時計の秒針の音だけが鳴り響く。不思議なもので、気分のいい時の秒針は跳ね上がっているかのような軽快な音を奏でる。だが、疲れているときはどうだろう。……一秒一秒を刻むたびに音が重くのしかかってくるようだ。非常に不愉快である。

 今日、不愉快だと思ったことはこうだ。頭痛で目が覚める。あまりよくない知らせを受ける。暗い道を前照灯もつけずに走る車と出くわす、えとせとら えとせとら。あまりにもいいことがなさ過ぎた。
 本当なら喜ぶはずの Amazonからの荷物にも目を向ける気力を持ち合わせていない。

 今日は深く眠ろう、そう感じたのだ。いつものように。

著:椛


 ✨って感じの日だったのよー。しんどい しんどい。そーゆーときはゆっくり休むといいね。瞼がけいれんし始めたらやばいっちゃ!


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遊月 Yu-zuki
悉く書を信ずれば則ち書無きに如かず