椛より‥ LANケーブル、Cat6とCat6Aはどちらが正解なのか(Cat7はスルー)
9/26/22
🍁はおはお。椛です
今回はLANケーブルについてちょっと書いてみようと思いますよー。家庭で使用する前提です。企業さんはみんなのためにイイモノ使ってください
いろんなサイトや記事を見てると
てな感じでいろいろあるんすよねー。で、その根拠は!?
●ケーブルの種類
調べてみると、よくこんな比較表を見ます
Cat.7は~とか言い出すとめんどうなのでスルーします。ほとんどのサイトはこういった比較表をもとにコレがいいアレがいいと書いてあることが多いですよね
ここで、ちょい訂正を入れてみたいと思います
というのが正しものになります。
また、Cat.6Aだけがケーブルの種類にUTP/STPという表記なのは気になりますね
_* UTP:Unshielded Twist Pair
_* STP:Shielded Twist Pair
(シールドでノイズ対策が施されているかどうかの違いです)
さてさて、詳しく見ていきましょう
●Cat.5e
長らく使用されているカテゴリです。1000BASE、1000BASE-Tにも対応したことで汎用性の高いケーブル。今でも十分使えまる大先輩。安いしw
●Cat.6
ポジション的にはCat.5eの完成形みたいな感じ。基本的は部分は変わらないけど、帯域周波数が250MHzになってたり、37m~55mまでなら10Gbでの伝送も行えます。帯域が広くなっても光回線などが1Gbとかだとほとんど体感することはないと思われー。基本的にヨリ線を使うことが多いかな(安いから)
ヨリ線っていうのはTwist Pairと言いまして、双方向で伝送データが偏らないようにするすごい技術です。マジよく考えたと思いますわ‥
●Cat.6A
いろいろとややこしくしている規格。わざわざUTP/STPって書いてある辺りからもうね。とりあえず、配線を見てみましょ
Cat.5eはシンプルにヨリ。Cat.6、Cat.6Aは中に+のスペーサーが入っています。これは配線が偏らないためだそうです
見るとわかるようにCat.6Aに関しては何か巻いてあります。シールド(Shielded)とはいかないまでもノイズ対策が施されています。ここからがややこしいのですよね‥
冒頭にも書きましたが、ノイズ対策がされているものをSTPと言います。SはShieldedですね。ってことでUTPのUはUnshilededのことです
さてさて、Cat.6AがなぜUTP/STP表記なのかについて見てみましょう。なんと、以下の組み合わせに分類されます
U/UTP
外側〇もケーブルもシールドなしF/UTP
外側◎はシールドあり、ケーブルはシールドなしS/FTP
外側◎もケーブルもシールドされているU/FTP(シールドシリーズの最新版)
外側〇はシールドなし、ケーブルはシールドされている
こんな具合にUTPとSTPというように分けるのが複雑なんすね。売られているのはUTP、またはSTP表記なので、どれに当てはまるのか注意が必要です
フルUTPなら U/UTP のものを、フルSTPなら S/FTP のものを選ぶ必要があります
海外サイトを詮索してみるとおススメはU/FTP(ケーブルのみシールド)のようです
ちなみにCat.6でもCat.6AでもUTPでもSTPでも家庭で使う分には速度差なんてわかりません。もっと複雑で階をまたぎ、距離の必要な場合にだんだんとシビアになってくるので一般人には不要ってことデスネ
あ、あとCat.7やCat.8を使ったとしても同じです(高いだけw)
●どうすれば速く安定するか
ルーター(ハブ)をケチるのはやめましょう~
●気を付けなければいけないこと、準拠
このようにいろいろな規格がありますが、パッケージなどに「準拠」と書いてある製品があります。これは「仕様は満たしてるよ、うん。でもうちなりの技術とかぶっこんでたりするからちょーおすすめ!」みたいな感じのものになりますので、ケーブルで差が出る場合はこのへんが関係しているのではないかと。
●どれを選ぶのが正解か
好きなメーカーでいいと思います。マジ、ケーブルで悩むとお財布がさみしくなっていきますよw
めんどくさいー、よくわかんないー、とかでしたら量販店で売られているCat.6でいいと思います!
●仕舞い
この記事の内容はノンフィクションです。Cat.7まで試しましたヨ‥
ケーブルは配線や取り回しを考慮してスッキリまとめるのがみんな幸せになれると思いまーす
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