「ながら充電」に注意 携帯市場と電通大がスマホのバッテリー劣化を防ぐ研究
Apr 6 2021
はお。
少しだけ言いたいことがあります。
今日、タイトルのような記事を見かけた。結果から言うと呆れて何も言えない‥
こんな研究に大事なお金使うとかあり得ないだろう。しかも「結果」だから。何も生み出してないから。知ってることの再確認レベル。
頭いい人ってバカですの? さすがに尊敬できる人とは言えないよ。
電気通信大学と進めている「スマホバッテリー劣化研究プロジェクト」に関する研究結果を発表した。スマートフォンのバッテリー劣化は買い取り価格が下落する要因になる。
まず、何言ってるのかわからない。買い取り価格がどうした? どこも一律であるわけないし他の要因も含めて買取価格は決まるんです。バッテリーが良くても他がダメなら下落しますよ。そもそもバッテリーの劣化と下取りの価格を紐付けるところがおかしくないですか。
このプロジェクトはなんですか。
端末の価値損失額は、市場全体で推定4220億円にも上るという計算であり、無視できない経済損失になっていると警鐘を鳴らした。加えて、劣化したバッテリーは発火や爆発といった事故を招く可能性もあるため、防災の面からも重要だとした。
その損失はバッテリーだけなのでしょうか。通常、使用されなくなったスマートフォンなどはリサイクルされるので、そこまで考えての損失とは思えません‥
それよりも、この研究に費やされた損失の方が気になります。
事故についての可能性だってメーカーも2000年代から認識していますし、過去の経験からそれらの対応をしていると考えられます。
なんかすごい小難しい方法で統計を出していますけども、あまり意味を感じないです。だって、ゲームをやる人はモバイルバッテリーを持ってるだろうし、やらない人だって今の時代持ってる人いる方が多かったりします。
スマートフォンの使用日数が長くなれば、劣化量が大きくなる傾向がある一方で、同じ日数でも使い方によって劣化度合いが大きくこと傾向があった。また、それを左右する原因として、ソフトの設定、使用用途、時間、充電に関する項目が影響していることが分かった。なお、劣化を緩和する使い方としては、アプリを最新の状態にしているか、省エネ対策アプリを使用しているか、不要なアカウントを削除しているかどうか、などを挙げた。
特に、ゲームをしながら充電をするなどの「ながら充電」を行う場合、端末の内部温度が上がってしまう。具体的には、充電のみでは1.2度の上昇だったのに対し、充電しながらのゲームプレイでは8.9度も上昇したという。このように温度が上昇した状態でバッテリーを酷使することが劣化を加速させる要因になり得る。なお、ユーザー属性に関するところでは、若年層ほど充電しながら動画視聴やゲームプレイを行うユーザーが多かった。
何を当たり前のことを言っているのでしょう。出された結果が何年も前に既に知っていることです。そんなことみんな知ってます。特にバッテリーを抑えるために機能の制限をしてしまうと全くスマートフォンとしての役割を果たさないのではないのでしょうか。
バッテリー駆動製品を活用する分野が拡大しており、モバイルやウェアラブルの分野はもちろん、AGVという工場の輸送ロボットなどにもバッテリーが使われ、EVや飛行機などもバッテリーで駆動させようという試みが増えているなど、生活の中には思った以上にバッテリーが多く存在するとのこと。
ちなみに、リチウムイオンバッテリーは1種類だけではありません。何種類もあります。もちろん用途によって使い分けているはずです。
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結果として、たくさんバッテリーを使用する人はモバイルバッテリーを持っています。持っていない人でもそこまで極端な劣化は起こりません。普通に使っていても2年弱はある程度キープできると考えられます。
さらに言えばバッテリーの制御するコントローラーも進化しています。
もともと容量の少ないiPhoneに関してはバッテリーの交換ができますし、Androidに関しては買い換えたほうが効率的だと思われます。
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ここ数年で半導体事業が活性化しスマートフォンの機能も飛躍的にアップし経済が回っていると感じます。それを中古で補おうとするのであれば半導体事業がこれ以上活性化する事は難しいのではないでしょうか。
また、スマートフォン事業に限らずトランジスタの集積化の競争も目まぐるしいので水を差すようなことはしないほうがいいです。
劣化をしにくい環境を整えるのではなく、劣化のしにくいバッテリーの研究をした方が実になるのではないでしょうか。
また、「ながら充電」がダメと言うのであれば充電中はスマートフォンを操作できないと言うことになります。それは時間を奪っているのと変わりません。
様々な知識をお持ちのようですし、もっと有効に先を見据えた研究をしてほしいと願っています。
○携帯市場
○国立大学法人電気通信大学 iパワードエネルギー・システム研究センター横川研修室
○横川慎二教授
○浅野実氏
○電気通信大学石垣陽特任准教授
○粟津浜一社長(携帯市場)