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せどりにおける売上至上主義の落とし穴

せどりを始めると、多くの人が陥りがちな罠があります。
それは「売上至上主義」です。
今回は、なぜ売上だけを追い求めることが危険なのか
そしてどのように対策すべきかについて考えていきましょう。


売上至上主義になってしまう原因

  1. 即時的な成果への執着:せどりは比較的短期間で結果が出やすいビジネスモデルです。そのため、売上という目に見える数字に執着しやすくなります。

  2. SNSなどでの情報の偏り:多くのせどり実践者が、SNSなどで月商を自慢する傾向があります。これにより、売上が全てであるかのような錯覚に陥りやすくなります。

  3. 競争心理:他のせどり実践者との比較において、売上は最も分かりやすい指標です。このため、競争心から売上を追い求めてしまいます。

売上至上主義では駄目な理由

  1. 利益率の無視:売上が高くても、仕入れコストや諸経費を考慮すると実際の利益が少ないケースがあります。

  2. キャッシュフローの軽視:売上を追い求めるあまり、在庫過多に陥り、資金が回転しなくなるリスクがあります。

  3. 持続可能性の欠如:短期的な売上増加のために無理な仕入れや値下げを行うと、長期的なビジネスの持続可能性が損なわれます。

  4. 真の成長の見逃し:売上以外の重要な要素(効率化、スキル向上、リスク管理など)を軽視してしまい、ビジネスとしての真の成長が妨げられます。

対策:健全なせどりビジネスのために

  1. 利益率重視の姿勢:売上よりも利益率に注目しましょう。各商品の粗利率を把握し、全体の利益率を向上させる努力をしましょう。

  2. キャッシュフロー管理:今月はいくら入金されて、いくら支払いがあるのか?そして手元資金はいくら増減する見込みなのか?
    これが答えられないようでは、せどりで資金を安定的に増やし続けるのは無理でしょう。

  3. 多角的な指標の活用:売上だけでなく、ROI(投資収益率)、キャッシュフロー、当月仕入額、経費率などの指標を総合的に見て、ビジネスの状態を評価しましょう。

  4. 長期的視点の醸成:短期的な売上増加よりも、持続可能なビジネスモデルの構築を目指しましょう。リスク分散や新たな販路開拓なども考慮に入れます。

  5. 学習と改善の継続:市場動向の分析、新しい仕入れ手法の習得、効率化のためのツール活用など、常に学び、改善する姿勢を持ち続けることが重要です。

把握すべき数字

せどりを行う上で、把握すべき数字は
多ければ多いほど良いです。
しかし、すべてを把握しようとすれば手間と時間が取られてしまいます。

なので、月利30万くらいまでは
以下の10個の数字だけを把握するようにしてみましょう。

  1. 売上

  2. 販路の手数料

  3. 売上原価(売上に対してかかった仕入額)

  4. 粗利

  5. 粗利益率

  6. 諸経費(梱包代や送料など)

  7. 純利

  8. 当月仕入額

  9. 当月仕入額に対しての見込み利益額

  10. 資金回収率(当月売上原価÷先月仕入額)

このくらいの数字は聞かれたら回答できるようにして
しておく必要があります。

Amazonをやっている方であれば
以下のプライスターというツールの導入を推奨します。

プライスター

このツールを使うことで
売上や売上原価、粗利などの数字は
自動で集計されるようになります。
他にもいろいろとAmazonせどりを効率化させる
ことができるので、まだ導入してない方は
ぜひ検討してみてくださいね。

まとめ

せどりの情報発信をしている人の多くが
売上ばかりアピールしているため
とにかく、売上を上げることにばかり
一生懸命になってしまう気持ちはわかります。

しかし、売上をいくら頑張ってあげても
利益が残らなければ意味はなく
もっと言うなら銀行の残高が右肩上がりで
増え続けていなければ、やっている意味がありません。

なので、せどりでは売上だけではなく
前述した10個の数字程度は毎月把握しておくようにしましょう。

これをすることで
あなたのせどりにおける問題点なども把握でき
効率的に資金を増やせる
せどりができるようになります。

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