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あれば人生が豊かになるけど、ありすぎても困るもの。

年が明けて、自分がよく通っているスポーツジムの休会届けを出してきた。
数日後には、通っているボウリング場の年間会員の更新を停止してきた。

ボウリング場のロッカーも解約してきた。
ボール重いから持って帰るのはなかなか大変。
(特に階段を上がって自宅に帰ると)

どちらも正確に言えば、「通っていた」の方が正しいのかもしれない。
何せジムには11月末、ボウリング場は8月から行くことがなかったわけだから。
いたずらにお金を消費するのも違うなと感じてしまい、このタイミングで自分を一度見つめ直し身辺を整理することとした。

理由は明白で、「モチベーションの低下」に他ならない。
仕事から帰ってきても仕事疲れとか最近だと外が寒いからとかでなかなか家を出る気になれず、結局「また今日も行けなくなってしまった」となる日がずっと続いた。休日も大体実家の手伝いに呼ばれることが多くなり、家で過ごす機会があまりないことを考えると効率のいい活動なのかと疑問に思うようになってきた。

それでも8月くらいまでは週に2回程度は通えていたのだが、定期健診をきっかけに大腸の内視鏡検査を受けることとなり、そこで運悪くポリープが見つかり切除することになった。検査前からの食事制限に加え切除後は傷が塞がるまでの運動制限が加わり、1ヶ月近くのブランクができてしまったのだ。
こうなってしまうと再びジムに通うまでのきっかけが見つからなくなり、1週間、2週間とじわりじわりと間隔が開くことになる。

ボウリングの方はさらに顕著で、ジムに通い始めるとその翌日に筋肉痛を起こし(翌日なのはまだまだ若いかもしれないけど)ボールを振るだけでも辛くなってくるので一気に行く機会を喪失してしまった。

加えて「人との交流」が遠のいてしまったところも自分の中にあったと思う。
家族や他の人との趣味があまり似通っていないところもあって割と一人行動が好きだったのだが、それでもどこかに出かけると複数人で一緒にいるのを見て心さみしく思うこともあったりする(難しい性格だ)。

どんな事にしても、一人で黙々と取り組むだけでなく同好の士を見つけて交流を持ちながらだとより長く続けられるんじゃないかと思う。ボウリングとかスコアやスキルを上げるために一人で投げ続けるより誰かと一緒にゲームした方が楽しいだろうとは幾度も思った。
自らが誰かに声をかけていけばいいのかもしれないけど変な人と思われたりしないか心配だし、加えてコロナ禍なこともあってそういう声かけが長らくはばかられていた時期も続いていた。
そんな要素が積み重ねってしまい、どこかでポキッと心が折れてしまったんだろう。

ジムの休止期間は3ヶ月。4月初めにはまた続けるかやめるかの判断をつけなければならない。
その頃までにまたモチベーションを回復できればいいし、新たな楽しめることを見つけてもいい。

仕事帰り、ターミナルの展望デッキに寄ってお茶を飲みながら「こういう景色を誰かと共有できないものかなあ」とふと思ってしまった。やっぱり自分の人生はどこか口寂しいんだと思う。

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