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「4歳児と親子料理」その効果とは

娘が4歳になってから、可能なかぎり台所で娘と夕飯を一緒に作ることが日課となってきました。

まず、なぜ一緒に料理を始めたか。

きっかけは、わたしが夕飯を作っていると必ずくる、「あそぼ〜」の要求…、これを回避するためです。「いまご飯作っているから、ちょっと待っててね。」と、いつも娘に言っていました。この、「あそぼ〜」の誘いが毎度恐怖でした。それもそのはず、自分の作業が中断されるってストレスを感じるものです。誘いを断ることにも、ストレスを感じていました。

あるとき、そろそろ娘に包丁を教えても大丈夫かも?と思う年齢になってきました。「一緒にお料理する?」と聞くと、「うん!」と、とても嬉しそうでした。

包丁のにぎり方、手の位置、火には近づかないこと、などを教えてから、まずはきゅうりを切ってもらいました。

最初は、包丁への力の入れ方が上手ではなく、手を切ってしまいそうで、危なっかしい娘の手先。見ているこっちは、ヒヤヒヤです。

「やらせる」ことで、夕飯作りは時間がかかるし、教える労力も必要とします。なかなか上手にできない娘を見て、もどかしく思うこともありますが、そこは我慢。というかイライラしないように、あまり見ないようにします。

ところが娘、あっという間にコツを掴んだようで、サクサク切れるように。娘も、「コツが分かってきた!」という感覚があったようで、嬉しそうでした。

「まずやってみる」、「やってみないと何も始まらない」と、あらためて娘から教わったなと思いました。わたし自身にも当てはまることです。


ここで、娘と一緒に料理をすることのメリットを挙げてみます。

1. 食わず嫌いがへる

娘が作ったものをテーブルに出すと、「これ○○ちゃんがつくった、ちくわきゅうりー!」と言って積極的に食べます。親としては、にんまりです。

2. 予測ができる

包丁の持ち方が変だと、手を切っちゃう。包丁を手元に置くと、手が当たって危ない。など、娘なりに考えて行動している様子がみられます。

3. 親子のコミュニケーションが取れる

一緒に遊ぶ感覚でお料理すると、娘の満足度を得られていると感じます。以前は、わたしが料理している間は、娘はひとりで遊ぶ時間でした。それが180度変わって、一緒に遊ぶ時間になりました。

4. 人の気持ちを考える

一緒に料理するようになってから、「これはママが作ってくれたものだから」と言って、まずひとくち、食べてくれるようになりました。食事に限らず、相手の気持ちを少しずつ考えるようになってきていると感じます。

5.  あたまを使う

「どうやって切ったら、ちくわに入るきゅうりの形になるだろう」と娘に考えさせて、切ってもらっています。今はまだ少し難しいようで、ヒントを出しつつやっています。切ったあとの完成形を知っている場合は、任せて切って、盛り付けもします。


料理をはじめてからすぐに、娘ひとりで、ちくわきゅうり、トマトの昆布和えサラダができるようになりました。

料理は、「自分でやった」という達成感を容易に得ることができる手段です。いつもパパに、「○○ちゃんが作ったから食べて」と嬉しそうに言って料理を出しています。


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