土用の丑の日近いから、鰻を食べに成田山
土用の鰻。
嫌いなわけではないけれど、だからと言って毎年張り切って食べるわけではない鰻。
今年は、鰻のために毎年ちょっとずつ貯金しているという友人が、私を鰻に誘ってくれた。
「あんた、鰻貯金しときなさいよ」という半年前の予告と共に。
まあ、月500円も貯めておけばいいしね。
と言うわけで、先日成田へ鰻を食べに行きました。
まずは、成田山でお参り。
成田山の辺りって、鰻が有名。お正月だと数時間待ちのお店があちこちにあるほどの繁盛を見せているので、土用の丑も混んでいるのかと思いそれなりに早めに行ったんだけど、結局思った程は混んでいなかった。良かった。
それでも、お目当ての鰻屋さんの整理券は1時間後だったので、先にお参りに。
この日はとても暑かった。
お昼前だというのに35度を超え、灼熱の中、日陰を借りながら歩いているのに汗はだらだら、全然引かなくて。
鰻の前に脱水か?と思った時の目の前に現れたかき氷。
もうすぐ鰻だよ?と思いつつ、氷に飛びつきました。
オシャレ要素が何一つない、昔ながらのかき氷。
超久しぶりの、あのシロップと練乳。
美味しかった。
氷をすくって、一口、二口。
あんなにとめどなく流れていた汗が、すっと引いていく。
かき氷、ほんと凄い。
灼熱の中、一杯のかき氷に救われた。
(鰻に辿り着けていない)
そして、待ちに待った鰻屋さんです。
今回伺ったのは、川豊さん。人気店です。
整理券でも一時間ほどで入れました。ありがたい。
初見では絶対にびっくりする急な階段をのぼって、二階へ。
そして頼んだのは。
同じ成田山の参道に酒蔵を持つ、長命泉さんのお酒、とのこと。
個人的に、ここのお酒は濃厚で好きです。
とっくりと盃がとても可愛くて、売ってるなら買って帰りたかった。
今、確認するのを忘れてしまったことを書きながら思い出している。後悔。
そして。
鯉の洗い、そして鰻の骨のから揚げ。
鯉、凄く美味しかった。何度か食べているんだけど、今回のは何だか脂がのっているような気がした。
酢味噌が甘めで良き。
そして鰻の骨。こんな立派なのね。カリカリでとても食べ応えあり。味付けはシンプルに塩。
これにテーブルに置いてある山椒をかけたら美味しさが広がる。
お酒にあう。
美味しい美味しいと食べていたら、鰻登場。
わあああああ鰻だああああああ。
炭火の良い香り。
早速いただく。
たれが染みたごはんと、ふわふわの鰻。そして炭火の香ばしい香り。
たれは思ったより甘くなくくどくない。
これに山椒をかければ、また美味しさが広がって。
きも吸いも、シンプルながら中に入っている肝がぷりぷりで大きくて。これがまたとんでもなく美味しい。
先にも書いたけど、鰻は毎年食べるほどではない。
でも、やっぱりこうやってお重で出て来て、炭火で焼かれてプロの技で出てくると美味しい。
ふわふわの鰻、美味しい。
灼熱の成田山。それでもここまで食べに来てよかった。
いや、鰻美味しいね。
正直言うと少し胸焼けしたけどね。
山椒もいいけれど、今度はわさびたっぷり乗せて食べたいなあ、と思った。
白焼きも食べてみたい。
ご飯ももう少し少なくてもいいんだけど、減らしたらたれの乗ったご飯が減ってしまう。これは困る。
結局罪深い食べ物、うな重。
とても美味しかったです!
そしてこの後酒蔵でちょい飲み(味見かも知れない)をしたんだけど、それは別記事に分けようと思う。
おまけ。
私が成田に行くと必ず買うもの。
一つ目はこれ。
【米屋のお菓子】ぴーなっつパイ (nagomi-yoneya.co.jp)
パイである。
最中もまんじゅうもある。だが私はパイが好き。
おすすめなのでみんなに良く配るのだが、最中やまんじゅうより入手難易度が少しだけ高い。
成田なら100%手に入るので、絶対に買う。
好き。
そしてたまに最中もまんじゅうも買う。結局美味い。
美味しいは正義。