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「web(SNS)コンサル」に関する業務委託契約書の作り方!(ひな形あり)

自社のホームページやSNSの運用に関して、外部のコンサルティング会社や個人の専門家に委託する方は多いかと思います。近年では、YouTubeやTikTokにおいて商品やビジネスを宣伝する方が増加しており、さらに外部コンサルの需要が高まっています。ただ、コンサルの業務委託契約の場合、商品の完成という約束された納品物というものがありません。そのため、トラブルに発展することも多いです。そうならないためにも、しっかりとした契約書を作成する必要があります。

今回は、「web(SNS)コンサル」での業務委託契約書のひな型を作成しましたので、ぜひご活用ください。
これからコンサルを始める方やすでにコンサルをしており、契約書を整備したい方にもおすすめです。


業務委託契約書とは

業務委託契約書は、業務の発注者(委託者)が、受注者である相手方(受託者)に対して何らかの業務を委託し、受注者は発注者から委託された業務を遂行し、対価(報酬)を受け取る取引の際に締結される契約書です。

業務委託契約書を作成せずに、仕事を委託又は受託することもあるかと思います。期間の短い業務や簡単な業務などであれば、契約書を作成しなくてもそこまでトラブルにはならないかもしれませんが、コンサル業務を委託又は受託する場合は、必ず業務委託契約書を作成することをおすすめします。

なぜなら、コンサルによる成果というものがわかりづらい部分があり、当該成果に対する責任の所在を明確に定めておかないと、大きなトラブルに発展する可能性が高くなるからです。

また、トラブルが起きた際に早期に解決するためにも契約書を作成しておくことが重要となります。

記載事項

「web(SNS)コンサル」の業務委託契約書のひな型令和4年最新版には、以下の条項が含まれます。

第1条 (目的)
第2条 (善管注意義務)
第3条 (委託料)
第4条 (費用負担)
第5条 (報告)
第6条 (資料提供)
第7条 (責任の制限)
第8条 (秘密保持)
第9条 (個人情報の取り扱い)
第10条 (権利の譲渡等の禁止)
第11条 (有効期限)
第12条 (中途解約)
第13条 (解除)
第14条 (反社会的勢力の排除)
第15条 (損害賠償)
第16条 (不可抗力免責)
第17条 (協議解決)
第18条 (根拠法及び専属的合意管轄)

業務委託契約書のひな型

「web(SNS)コンサル」の配送業務を委託する際のひな型です。Wordファイルをダウンロードすることができます。すぐに使用できるような契約書にはなっておりますが、契約内容に合うよう編集してお使いください。修正及び記入していただきたい箇所には黄色のマーカを引いておりますので、ご確認ください。
また、ひな形のご使用は自己責任でお願いいたします。

             業務委託契約書

[委託者]○○○○(以下「甲」という。)と[受託者]○○○○(以下「乙」という。)は、以下のとおり業務委託契約(以下「本契約」という。)を締結する。

第1条 (目的)
 甲は、乙に対し、次に定めるコンサルティング業務(以下「本件業務」という。)を委託し、乙はこれを受託する。
(1)  webコンサルティング
(2)  MEO及びSEO対策
(3)  SNS運用
(4)  web広告の設計、作成及び運用
(5)  ○○○○
(6)  これらに付随する一切の業務

第2条 (善管注意義務)
 乙は、甲の指示に従い、善良なる管理者の注意をもって本件業務を行い、甲に信用を傷つける行為その他不信用な行為を一切行わない。

第3条 (委託料)
1.  本契約の委託料は、月額金〇〇円とする。ただし、消費税は、別途甲の負担とする。
2.  甲は、乙に対し、当月分の委託料を翌月〇日(同日が金融機関の休日である場合は翌営業日)までに乙の指定する銀行口座に振り込む方法により支払う。振込手数料は甲の負担とする。

第4条 (費用負担)
 乙が、本件業務を遂行するにあたり必要となる諸経費については、両当事者で協議の上定めた費用を除き、乙がこれを負担するものとする。

第5条 (報告)
乙は、本件業務の履行の状況に関して、甲から請求があったときには、その状況につき直ちに報告しなければならない。

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