キューバに行こうと_1日目が終わらない①

※もうね、疲れ果てて「ハバナに着いた~」「キューバ、いえ~い」みたいなことにはならず、写真なんてないんだから。

飛行機で眠れず少し疲れたが、トロントで乗り換えもスムーズに済みハバナ空港へ到着。

さて、到着時間は23:15分。早めに到着できてうれしい。この後メキシコからの最終便の到着を待つばかりの空港は薄暗く、人気もなくとても静か。空港職員とエアカナダAC1876便の乗客のみ。

入国ゲートを通るのも案外スムーズに進み、手荷物受取に進めた。奥で人の気配を感じる手荷物受取のターンテーブルからは、ぽつりぽつり荷物が出てきます。

・・・・・・

・・・・・・


はてな?荷物がでてこない。
まだ、10人くらい荷物待ちの乗客がいるし、これから出てくるのかしら?


・・・ベルトコンベアがとまる。

「んんん?!?」

ちなみに旅の同行者Yの荷物も出てきていない。


中国女子(と思われる)が係員に詰め寄る(さすが早い!)。

係員の指さす先の壁には小さな窓口・・。中にはライオネル・リッチー(長髪の頃)似のおばさん職員が一人。

中国女子(カップル)の後に続き、日本人の若い女子2人・我々と同年代の女性1人・我々・インド系(?と思われる)カップルの順で続く。

先陣を切った英語堪能の中国女子がライオネルおばさん(現地訛りの英語・聞き取りにくい)とやり取り。あれこれ15分くらい交渉している。中国女子によると

・明日の同じ時間の便で荷物が届くらしい
・明日この時間に空港に荷物を取りに来てもいいよ
・もしくは明後日の昼頃にあなたたちの宿に届ける

とのこと。情報共有ありがとう!中国女子!心強かった!

が、このあと一組あたり15分くらいこのおばさんとのやり取りに時間がかかり、自分たちの番まで30分待たされる。

とにかくこのライオネルおばさん、なんかむっちゃこわい、威圧感たっぷりだ。なぜならライオネルリッチー似だから。

ライオネル「何日間、ハバナにいるんだアンタたち!」
私「6日です」
ライオネル「6日!?はぁっ!?そんな訳ないでしょ」
私「いえ、5日です・・・」
ライオネル「そうよねっ!!(納得顔)」

怖くて5日ですと言ってしまったが、6日が正解です。はい。
いまだに5日だと何がダメなのかよくわからない。

航空券と荷物のタグを見せつつ、自分のスーツケースの色と宿の住所も伝える。


それにしてもただこれだけのやり取りで15分も時間がかかる理由、それはこのおばさんが人差し指でのみパソコンのキーボードを入力しているので、異常に時間が掛かっているからです。

なにやら打ち出した証明書的なものに荷物の問い合わせ先の電話番号だという謎の数字2行が手書きで書かれた紙をもらったが、もう疲れ果てて数字の謎を解く気にもなれず・・。本来そこをもう一押し詰めなければいけないのだが、早く空港から出たい一心で退散することとした。

ダメ旅行者の見本市の最前列に陳列されるだろう。

このライオネルおばさん、手続きが終わるとニッコリ。
「see you♪」
ご機嫌満面の笑顔で手続きを終了した。

そして、我々の後のカップルの手続きに戻ると元の怖いおばさんに戻っていた。

ビリーミリガンかよ(古い)

つづく


※一応、おばさんのフォローをしておくと、荷物を積み間違えたのはトロント空港でのことだし、エアカナダのせいだし、夜中に10人ものロストバゲージの処理をさせられたらそりゃ不愛想にもなるわな。

いや、ロストバゲージの手続き処理が一日一人だったとしてもこのおばさんは、ブレずに不愛想な対応をしてくれるな。

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