子宮を全摘出するということ
昨日の朝のNHKニュースで、藤あや子さんがご自身の子宮体癌の体験を語っていた。子宮内膜が厚くなり不正出血がつづいていたこと、子宮内膜異形増殖症と診断されてから子宮体癌の診断に至ったことなど、わたし自身の体験と重なるところが多く、興味深く聴いた。インタビューの中では、子宮を全摘するという治療方針について旦那様と会話したエピソードも語られていた。
そういえば、子宮全摘することへの抵抗感や喪失感のようなネガティブな感情はなかったように思う。最も身近な女性の先輩である母が子宮全摘手術をしていたことで、すっと受け入れられたのかもしれないし、子宮筋腫の再発で生理が重たく不正出血も長く続いていので、その生活のしにくさから解放されるというメリットがネガティブな感情を抑えていた可能性もある。
でも、まだわからない…
今は鈍感なだけで、ある日突然、喪失感に襲われて、どうしてと泣き崩れることがあるのかもしれない。
不意にそんなことを思った。